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みなさん、こんにちは。大好チヨ子です。 10月は「食品ロス削減月間」です。 今回、京都リビング新聞社と京都市がタイアップし、食品ロスを減らす取り組みを行っていくということで、WEBフレンドの私も「家庭の食品ロス削減レポート」に参加しています。  

私はいつも献立を決めずに出かけ、食べたい物、お買い得品を購入するので、数日分買っても翌日買うなど、買い物の頻度は一週間に5回ほどでした。
その結果、買ったものがダブったり、鮮度が落ちたりして、時には使いきれずに処分してしまうことも。それを改善したい、無駄の無い調理をしたいと考えるようになりました。

そんな時、友人から聞いた「重ね煮」という調理法が自分に合っているのではないかと思い、チャレンジしてみました

「重ね煮」で、材料全て使い切り

重ね煮は、数種類の食材を切って、決まった順に鍋に入れて、少量の塩を加え蓋をして煮込むだけのシンプルな調理法です。

食べてよい部分は食材の皮まで使うことで旨味が出て、美味しくなるとか。水を入れないため通常よりも野菜の甘味が出る上、日持ちしやすいそうです。また、少量の塩しか入れないので、まとめ料理した「重ね煮」を、いろいろなメニューにアレンジすることができるようです。

先日在庫チェックした際に発掘した(笑)使い忘れの干しシイタケ、だし昆布、やや変色しかけたレンコンと元気をなくしたクウシンサイも利用しました。

基本の重ね煮は、下から塩ひとつまみ→キノコ・海藻類→果菜類→イモ類→根菜類→穀物→魚介・肉類→塩ひとつまみ、の順に具材を入れます。順番さえ守ればその時々で家にある食材を入れて良いそう。

今回は下から塩→干しシイタケ、だし昆布、シメジ→クウシンサイ→サツマイモ→ダイコン、ニンジン、レンコン→塩の順に大き目のお鍋の中に重ねて入れました。蓋をしたまま弱火で20分煮る間に、他の調理もできて簡単でした。

「重ね煮」そのままで一品に

途中で蓋を開けてニンジンを食べてみたら柔らかく、甘味を強く感じてよい味！

出来上がった重ね煮、その日はそのままでおかずの一品として食べてみました。レンコンのもっちりとした食感がとても美味しい。
出来たものを容器に移し替えて冷蔵保存し、アレンジして使います。小分けにして冷凍保存しても大丈夫です。

ポテトサラダにアレンジ

翌日は、重ね煮のサツマイモとニンジン部分を多めに取り出し、キュウリと共に少量のマヨネーズで和えてサラダに。サツマイモの皮の紫色がとても綺麗なアクセントになり、サツマイモの甘みもしっかりと感じて調味料は少なくて済みました。

パスタにアレンジ

次の日はひき肉とナスを炒め、トマト缶と重ね煮を加えたミートソースでパスタにしました。調理時間も短くて済み、8種の食材の重ね煮を入れることで、これ一品で12品目摂れるので、他のおかずも簡単にできました。

豚汁にアレンジ

少し冷え込んできたので、豚汁を作りました。ゴボウを買っていなかったのですが、重ね煮にレンコンを入れていたので、豚の薄切り肉、ショウガ、ネギ、カボス（ユズの代用として）を足すだけで、いろんな味が加わり、旨味のある具沢山の豚汁になりました。

買い物の回数が激減

アレンジは他にグラタン、そして最後の残り全てでカレーを作り、まとめ調理した重ね煮すべてを6日間で食べきりました。

いつもは買い物に行ってから献立を考えていますが、この6日間は、まず重ね煮を使った一品を考え、それに足し算をするように、ほかのおかずを決めました。その結果、毎日簡単に献立が決まり、まとめて購入したものの中でやりくりできたので、買い物は、途中で乳製品などを買い足した1回のみ。
余分な買い物・不要な食品を増やさずに済みました。

そして、大鍋一杯分調理して出たごみは、小さな容器に納まる程度。ダイコンやイモ、ニンジン、レンコンの皮は全て調理したので、ゴミは通常の調理の半分にもなりませんでした。主なゴミはシメジの根など食べられない部分なので、かなり少なくなりました。

ベースになった重ね煮で、どんなアレンジをしようかと考えるのもちょっとした遊び感覚で楽しめました。そして、面白いと思えることを取り入れながら、食品ロスを減らす工夫を今後も継続できるかもしれないと思うようになりました。