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乙訓地域最大の前方後円墳—600本の埴輪がリアル!「恵解山古墳公園」

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大好チヨ子プロフィール
2022年8月23日 

日ごろから五感を研ぎ澄まし、アンテナを張り巡らせている好奇心旺盛な大好チヨ子です。「おや?」っと気になるものを見つけたら、実際に行って確認してしまいます。

今回は、近場を散策した折、すごく気になった場所に出かけてみました。

古墳時代を彷彿とさせる埴輪(はにわ)群

遺跡散歩のパンフレット写真を一目見て「こんな場所があるんだ」と驚いたのが長岡京市にある「恵解山古墳いげのやまこふん)」です。最初は漢字が読めませんでした。

阪急西山天王山駅からサントリー通りを東へ進み、JR線路の下をくぐった少し先の恵解山(いげのやま)通りを道なりに北へ…「見つけた!パンフレットの写真とそっくり!」(そりゃそうだ)

阪急西山天王山駅から徒歩で約15分

恵解山古墳は、古墳時代中期(5世紀前半)の前方後円墳で、発掘の折、古墳の周囲に多くの埴輪が並べられていたのが見つかりました。現在レプリカでその様子が再現され、古墳公園として一般に公開されています。本物っぽい埴輪が並ぶ様に、きっとこんなだっただろうなぁと、想像を掻き立てられます。

丁寧な解説を読みつつ周囲を探索

ミニチュアや図解など、古墳の周囲には様々な資料が配置されているので、それを実際の古墳と照らし合わせると、自分がどの部分にいるのかよくわかります。全体像の図解も分かりやすいですね。

各部分に設置されているプレートも現在地を赤いラインで示してあるので、実物を確認しながら解説が読めました。

発掘した状況や場所の解説があります

どこから巡っても良いですが…。
まずはエントランスから前方部(鍵穴の形の下の部分)を上ってみました。

墳丘は3段になっていて、それぞれの段ごとに埴輪が綺麗に並び、埴輪沿いに歩くことができました。その数、約600本!なかなか壮観です。

部分的に埴輪が集まっていた場所は、「西造り出し」と呼ばれる部分。

古墳両側につくられたマツリの場だそう

後円部は現在墓地になっているため一部通り抜けできないので、所々にある階段を使って、3段になった層を上り下りしつつ外周を一回りしました。

後円部は、下まで降りて外周を回ることができました

珍しい武器の遺跡

前方部の中ほどに、刀剣など鉄製の武器約700点がおさめられていた埋葬施設があったらしく、発掘された様子の写真が原寸大で展示されていました。
全国的にも珍しいそうなので、埋葬の様子がうかがえる貴重な資料ですね。

詳しい武器の解説もありました

山崎の戦い、光秀の本陣説も

明智光秀が織田信長を襲撃した「本能寺の変」、それを知った豊臣秀吉が山城国山崎で戦ったとされていますが、その時の本陣が恵解山古墳の場所であったかもしれない…戦いの痕跡も出土しているそうで、候補地の一つとなっているそうです。歴史好きの友人などは、そんな説を聞くだけでワクワクするようです。

遺跡や遺物など歴史の痕跡を見ると、学生時代に学んだことが単なる物語でなく、現実味のあるものとしてとらえられる気がします。社会も歴史も苦手な私ですが、歩いてこの目で見て雰囲気を感じ取って…そうやって五感を使って得た知識は、自分のなかに、少しずつ蓄積していくような気がするのでした。

全長約128m、標高16m、乙訓地域最大級の古墳から見下ろす風景

恵解山古墳公園

京都府長岡京市勝竜寺 久貝2丁目地内

プロフィール

大好チヨ子

在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。