ある時「チョコが好きならこんなお店があるよ」と教えてもらったお店があります。
その名も「ショコラティエ ドゥーブルセット」。「ドゥーブルセット」はフランス語で「77(ダブルセブン)」のことなのだそうです。その情報を長いこと温め続け、ようやく行ってみると、とても魅力的なチョコレート専門店でした。
柳馬場通を四条通から少し南下すると、チョコレート色の看板を見つけました。
お店の扉は閉まっているのですが、この扉を遠慮がちに開けると…
わぁ~! そこは、私にとってまるで楽園♡
ガラスケースの中に、この日は28種類のチョコが行儀よく整列し、私が選ぶのを今か今かと待ってくれていた……かのように見えました。
隅から隅まで眺めて迷いながら、ケーキ店のように欲しいものを選んで買ってまいりました。
初めて訪れた時に買ったのは、「キャラメル」「シナモン」「ラム」と好きなフレーバー3種。包みからチョコを取り出すと、カカオの良い香りがしました。
実際に食べてみると、フレーバーの味と香りがそれぞれ主張し、コーテイングのチョコレートは少しほろ苦く大人な味わい。特に「ラム」は濃厚で、充分にアルコールを感じてほっぺたがとろけそうな美味しさでした。
次に伺ったときは、変わり種「九条ねぎ」にチャレンジ。「どのくらいネギ感がありますか?」と尋ねたら「繊維は入っていません」とのこと。
食べてみると「あ、チョコだ!いや、ネギの風味だ!…ん?やっぱりチョコ…いやネギ…」と、姿の見えぬネギをチョコのむこう側に感じ、ネギの風味が寄せては返す波のように現れ不思議な味覚体験でした。
そのほかの変わり種「辛唐辛子」はピリリと辛さがダイレクトに来ますが、チョコにも合います。「しょうが」というのもあるのですが、こちらはやや生姜の繊維も含まれていたような食感がありました。生姜の辛味は甘さを引き立てますね。
プリントも可愛い「カルヴァドス」…洋酒が良く効いててやはり美味しい!
実は私は下戸なのに洋酒チョコがかなり好き。「ドゥーブルセット」のチョコは、過去に味わった中でもアルコールの味わいが濃厚で、芳醇な香りを堪能できました。今後、順にガラスケースの上段に並ぶアルコール含有のチョコを制覇して、さまざまな洋酒とチョコの相性を確認したくなりました。
今回は、お店のショコラティエさんにおすすめをお尋ねして「グラッパ」を頂いてみました。パーッと口の中にブランデーの爽やかな味わいを感じたあと、お酒の香りが広がり美味しかったです。
一方とても気になった「酒粕」の方は、酒粕のざらつきも残されていて、まったり舌にまとう感じがまたいいです。
お店の名前「ドゥーブルセット(77)」は、店主「喜多川」さんの「喜」の文字から付けられたそうですが、頂いたチョコの一粒一粒が個性的で、店主さんの思惑通り、チョコで「喜び」を頂きました。ちょっぴり驚きも…。
ショコラティエさんがチョコを作りつつ店頭での対応もしてくださるのですが、商品の質問などにも丁寧に答えてくださるので、小さなチョコとちょっぴり温かい気持ちを頂いてお店を後にしました。
季節限定の商品もあるようなので、是非味わってみたいと思います。
ショコラティエ ドゥーブルセット
京都市下京区柳馬場通り四条下ル相之町141 TSビル1階
TEL:075(341)7739
https://www.kyoto-choko.com/
営業時間等はHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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