京都を楽しむ、生活情報サイト

配管がむき出しの天井からたくさんのスポットライトの光が降り注ぐ店内。ここは左京区岡崎にある「京都岡崎　蔦屋書店」。美術館や図書館が建ち並ぶこのエリアで私が一番好きな場所です。

建築、アート関連、そして美術館で開催中の展覧会にちなんだ本が充実しています。いつ行っても興味深い本に出会えるのですが、この日、目にとまったのは、世界の建築物の図鑑です。

このお店では、本とそれに関連した雑貨が一緒に置かれています。料理本のコーナーに乾物の「だしいりこ」、ジャムの本の横に美味しそうなジャムの瓶。本と本の間におしゃれなペンや万年筆、メモ帳などの文房具がディスプレイされていたり。次の棚には何があるのかな。

「日本のものづくり」のコーナーには京都の伝統工芸を現代風にアレンジした商品が並んでいました。お土産や贈り物にもよさそう。

さて、今回私が購入したのは、「日本の建築家解剖図鑑」（二村悟著／X-Knowledge）。明治から昭和の戦後期までの日本の建築家とその代表的な作品がイラストで図解されています。建築家の人物像や作品の見るべきポイントが簡潔にまとめられていて、私のように専門的な知識がない人でも楽しめました。京都で見られる建物もいくつか紹介されています。それから、パッケージのかわいさに惹かれて「サーカスコーヒー」のドリップコーヒーも買いました。

中煎りマイルドの「賀茂川ブレンド」は苦すぎず、すっきりした味で、私はいつもコーヒーはミルクを入れて飲みますが、ブラックでも美味しかったです。

買ってきた本とコーヒーで過ごす夏の午後です。