京都を楽しむ、生活情報サイト

美術館などを巡るのが好きです。全く知識はなくとも、さまざまな作品から感動を得たり発見があり、私にとってそれは、生活の潤い・心の栄養です。
一年前までは、年間50件ほども美術館・博物館などに通い詰め、展覧会の会期に合わせ、多い日には３会場はしごすることもありました。
京都には大きな美術館も博物館もあり、企画展は見ごたえがあって立派だけれど、実は、探せば京都には様々な形でアートを楽しめる機会があるのです。

さて、ここはどこのギャラリーでしょうか？
ずら～りとはるか向こうまで並んだ色鮮やかなポスターの数々。

これならいかがでしょうか？バックに見覚えのあるものが…。

いつもは殺風景な四条通の地下通路（阪急烏丸駅〜京都河原町駅）を歩いていると、１３番出口付近から河原町方向に向かって並ぶ柱の両面が、素敵な作品で飾られていました。

実はこれらの作品は、「天才アートKYOTO」の運営しているアトリエで障害のある方が制作された作品を、ポスターにしたものでした。(作品展についての説明書きもあります)

嬉しくなって、柱をくるくる回りながら両側の絵を一つ一つ眺めつつ進んで行けば、かなりの数の作品です。数えてみると…

なんと、７０点もあるではありませんか！
こうなると、ちょっとした展示会場です。そしてその作品は、一つ一つがまるで違うタッチで描かれ、変化に富んでいて楽しいのです。

個性あふれる作品たちは、ポップなものから愛くるしいもの、スタイリッシュなもの、緻密なものまでさまざまです。気兼ねなく観ることができる街中アート、お気に入りを見つけたり、親子で鑑賞するのも楽しいかもしれませんね。

こちらの展示は2021年3月28日（日）まで開催されています。