ホテルのバーテンダーに聞きました!おうちカクテル

2021年2月3日 

シティリビング編集部

おしゃれなカクテルでおうち時間を楽しく!グラスや材料など、家にあるものでできるレシピを、ホテルのバーテンダーに教えてもらいました。

※各バーテンダーは撮影のためマスクを外しています
 撮影/桂伸也


ジンジャーエールで爽やかに

『梅酒と日本酒のジンジャーエール』

ジンジャーエールのシュワッとドライな口当たり。梅酒と日本酒、2種のアルコールが入った、大人味のカクテル。甘さ控えめでスッキリとしているから、いろいろな食事との相性もよさそう。日本酒の銘柄や風味にこだわり、好みの1杯を追求してみては。

〈材料〉

酒30ml 日本酒20ml レモン1/8カット 氷適量 ジンジャーエール(グラスに合わせて適量)

〈作り方〉

  1. 氷を入れたグラスに、梅酒、日本酒を入れる
  2. レモンを搾る
  3. ジンジャーエールを注ぎ、軽くかき混ぜる
  4. あればスライスレモンとチェリーのシロップ漬け(分量外)を飾る

※アルコール度数約5%

「ご家庭にあるお酒で簡単に作れます。自家製の梅酒でも、ぜひチャレンジしてください」

【教えてくれたのは】
ザ・プリンス 京都宝ヶ池1階「バー アスコット」
山下晃さん

  • 京都市左京区岩倉幡枝町1092-2
  • TEL:075-712-1111
  • 地下鉄「国際会館前」駅から徒歩約7分


高い香りに癒やされて

『はちみつ林檎のHOTウイスキー』

ウイスキーと紅茶、リンゴを合わせた温かくて香り高い1杯。かんきつ類を搾ることで風味がアップします。お酒に弱い人はウイスキーを大さじ1杯から試して。飲めない人はウイスキーを省き、シナモンやショウガ、ブラックペッパーを加えても。寝る前や体を温めたいときに。

〈材料〉

皮付きリンゴ(3枚をスライス後、食べやすい大きさにカット) 蜂蜜大さじ2 水(リンゴが浸るくらい。気の抜けた炭酸でも可) ウイスキー大さじ3 紅茶ティーバッグ1袋(リーフでも可) ミカン1個(親指の厚みにカット)

〈作り方〉

  1. 電子レンジ対応のティーカップにリンゴ、蜂蜜、水を入れて、電子レンジ(500W)でフタをせず、クツクツするまで約1分温める
  2. その間にポットなどで紅茶(ティーバッグ)を濃いめに抽出する
  3. ❶にウイスキーを入れて、よくかき混ぜる
  4. 紅茶を注ぎ、ミカンを皮付きのまま搾る

※飾り切りにしたリンゴ、ミカンの皮を浮かべても可。アルコール度数約4.5%

「ウイスキーは好みのものでOK。蜂蜜とリンゴの甘さを生かすなら、モンキーショルダーなどを。スモーキーなクセのあるものもおすすめです」

【教えてくれたのは】
ホテル日航プリンセス京都2階「メインバー DARLEY(ダーレー)」
伊藤梢さん

  • 京都市下京区烏丸通高辻東入ル高橋町630番地
  • TEL:075-342-2176
  • 地下鉄「四条」駅から徒歩約5分


イチゴと甘酒がマッチ

『イチゴのカクテル:ホットベリー』

ジューシーなイチゴと、甘酒のまろやかな甘味がマッチした、飲みやすいホットカクテル。「ほんのり優しい口当たりで、心も体も温まりますよ」(越原さん)。寒い日はもちろん、食後のスイーツのように味わっても。好みのお酒でつくってみては。

〈材料〉

日本酒または焼酎40ml(ウオッカ、ホワイトラムなら30ml) イチゴ3個 甘酒40ml カルピス10ml(原液)

〈作り方〉

  1. 耐熱グラスに半分にカットしたイチゴを入れ、粗めにつぶす
  2. ❶に甘酒、カルピスを注ぎ、電子レンジ(700W)で40秒加熱する
  3. お酒を注いで軽く混ぜ、好みでグラスのふちにイチゴを飾る(分量外)

※アルコール度数10〜15%(焼酎の場合)

「普段飲まれているお酒で気軽に作れます。作るごとにお酒を変えて楽しむのもいいですね」

【教えてくれたのは】
京都ホテルオークラ2階「バー チッペンデール」
越原汀さん

  • 京都市中京区河原町御池
  • TEL:075-254-2541
  • 地下鉄「京都市役所前」駅直結


果肉で〝デザート感覚〟に

『ミックスベリーとシャンパンのカクテル』

ベリーと相性の良いシャンパンを使って、ぜいたく気分に。果実のフレッシュ感を味わいながら飲む〝デザート感覚〟のカクテルです。ベリーはいずれも粗くつぶすのがコツ。メロンやモモ、シャインマスカットなど、季節のフルーツでアレンジしてもおいしく味わえます。

〈材料〉

イチゴ2個 木イチゴ4個 ブルーベリー5個程度 氷適量 シャンパン(グラスに合わせて適量)

〈作り方〉

  1. イチゴを1/4くらいにカットし、木イチゴ、ブルーベリーとともにグラスに入れる
  2. ❶を粗くつぶして氷を入れる
  3. シャンパンを注ぎ、下から軽くかき混ぜる。ミントの葉を飾れば彩りも豊かになる

※シャンパンは、スパークリングワインでも可。アルコールを弱めるなら白ワインとソーダ(1:1)で。サイダーならノンアルコールに。甘さはリキュールやシロップで調整を。アルコール度数約12%

「とっておきのグラスを出して、ロックアイスを使ったり、こだわりのひと手間を加えることで、見た目も本格的になります」

【教えてくれたのは】
ホテルグランヴィア京都2階「メインバー オルビット」
永井健一郎さん

  • 京都市下京区烏丸通塩小路下ル
  • TEL:075-342-5526
  • 地下鉄「京都」駅直結


〝甘ざっぱり〟でバターがほんのり

『ベイクドパイナップルフィズ』

パイナップルが爽やかなノンアルコールカクテル。〝甘ざっぱり〟とした味わいの後に、焦がしたパインの苦み、バターのコクがほのかに広がります。シロップ代わりの缶詰の漬け汁で甘さと香りをプラス。ミキサーでのかくはん時間が短いので果実感もたっぷり。

〈材料〉

缶詰のパイナップル2枚 バター0.5g グラニュー糖1〜2g 缶詰の漬け汁10g 氷適量 キリンレモン(グラスに合わせて適量)

〈作り方〉

  1. フライパンでバターを溶かし、パイナップルを炒める。熱が通ったら、グラニュー糖をまぶして茶色くなるまでさらに炒める
  2. ❶をキッチンペーパーにとり、油分と粗熱を取る
  3. ❷と缶詰の漬け汁をミキサーに入れ、10〜15秒かくはんする
  4. グラスに移して氷を入れ、キリンレモンを注いで軽く混ぜる

※レモンジュース(5ml程度)を追加してもおいしい

「パイナップルを砂糖でしっかり焦がした後は、ペーパーでバターの油分を十分に取るのがポイントです」

【教えてくれたのは】
京都悠洛(ゆら)ホテル Mギャラリー1階「Lounge & Bar 1867」
山﨑創世さん

  • 京都市東山区大橋町84
  • TEL:075-366-5800
  • 地下鉄「三条京阪」駅から徒歩約2分


(記事元:「シティリビング京都」2021年1月29日号)