京都アニメーションが手がけた「紫式部ゆかりのまち宇治」のキービジュアルが完成
紫式部が描いた「源氏物語宇治十帖」の舞台、宇治。
宇治市では、その歴史・文化・観光の魅力を多くの人に発信しようと、「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト」を実施。同プロジェクトのPRに活用する、キービジュアルが完成。10月31日に記者発表に行ってきました。
キービジュアルとロゴは、宇治市に本社を置く「京都アニメーション」が作成!
会見で宇治市長の松村淳子さんは「お願いするなら、宇治市の木幡駅前に本社を置かれる『京都アニメーション』さんだと思い、今年の春ごろに依頼しました。最初は『こんなんやりたいんやけど、できるやろか』くらいのお願いだったと思います。地域貢献のひとつとしてご協力いただけることになり、夏ごろから担当職員と何度も絵コンテのやり取りがあって、本日の完成を迎えました」と話しました。
キービジュアルを初めて目にしたとき、「いろんな時代のものが移っているのが素晴らしいと思いました」と松村さん。京都アニメーションの担当ディレクターのコメントには「時間(とき)が流れてもかわらない上流の景色を見せつつ、宇治橋を行き来するいろいろな時代の人物を描いています。宇治にゆかりの深い兎(うさぎ)と鳳凰(ほうおう)をキャラクター化。宇治橋に『過去の空』と紙吹雪に寄る『時代の彩り(いろどり)』を反映させています」とありました。「宇治市に遊びに来た観光客の方々が宇治の物語の中に入り込んで歩くイメージを描いています」とか。
また、ロゴマークには大きくウサギが描かれています。こちらのコンセプトは「宇治はかつて莵道と書いて『うじ』と呼んでいたといわれており、ウサギはこの地域と縁が深い動物。宇治川とそこにかかる宇治橋は、まちの長い歴史を象徴する場所で、古くから交通の要衝として栄えた宇治を表現。市の木であるイロハモミジが舞い、十二単に代表される平安時代の華やかで豊かな色彩を表わしています」
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