心身にハンディのある仲間が集まり、城陽市内で音楽活動に励むサークル「JYライブ」。6月に初めてのコンサートが開催されます。
撮影/二階堂直敬
5月下旬、音楽サークル「JYライブ」の合同練習日に訪れると、ピアノやギターなどの音色が響いてきました。
音楽教室をしている代表の森川由美子さんの自宅に集まっていたのは、6人のメンバーとそのお母さんたち、サポートメンバーなど。メンバーはそれぞれ視覚障がいや知的障がい、ダウン症など、心身にハンディがあります。
ピアノやドラム、ギターの演奏、歌など曲ごとに変わり、視覚障がいがある2人のピアノの連弾も。タンバリンで参加したり、リズムに合わせて装飾したうちわを振ったり、音楽の楽しみ方もそれぞれです。
「カントリーロード」「小さな世界」などなじみのある曲から、Official髭男dismの「I LOVE…」、「アメイジンググレイス」など、雰囲気の違う曲を続けて練習します。
「みんなの希望を聞きつつ、自分たちらしく演奏できる曲を選んでいます」と森川さん。
2022年6月26日(日)には初めてのコンサートを予定。それに向けてみんなで楽しみつつ練習に励んでいます。
同世代が集うことで良い刺激に
同サークルが発足したのは、一昨年の12月。「障がいのある子たちが音楽を表現できる場をつくりたい」と、森川さんと澤さん(副代表)、澤さんの息子の澤仙太郎くん(現リーダー、19歳)で始めました。目標は、コンサートの開催。
メンバーは澤くんの学生時代の友人が参加したり、口コミで集まった子たち、高校2年生から20歳までの8人。小学生が見学に来ることもあり、現在もメンバーは募集中。合同練習は第2・4日曜日、1回200円。コンサート参加は1回1500円が必要です。
「仲間と音楽ができるのが楽しいです」と笑顔で話す仙太郎くん。
保護者のお母さんたちからも、「子どもが学校以外で集まれる場所ができてうれしい」との声があるそう。はじめは興味がなさそうだった子も、今では意欲的に練習に参加するなど、音楽を通してサークル内でも変化があったようです。
「先生と一対一で練習するのとは違って、同世代で集まって音楽をできるのが良い刺激になっているんでしょうね」と森川さんは話します。
発表の機会となるコンサートは今後も続けていきたいとか。
「『障がいがあるのに頑張っているね』ではなく、『楽しいコンサートだった』と言ってもらえる音楽会にしたいです」(森川さん)
2022年6月26日(日)のコンサートは、仙太郎くん作曲の「さぁはじめよう」という曲で幕を開けます。
「JYライブ」第1回コンサート
予約不要、観覧無料
日時 | 2022年6月26日(日)午後1時30分開場、午後1時45分開演 |
会場 | 青谷コミュニティセンター3階 (城陽市市辺五島7-1、JR「山城青谷」駅3階) |
問い合わせ先 | 森川さん =TEL:0774(55)2298、 メール:drmfporon.2020@gmail.com |
2022年9月4日(日)にも城陽市内の催しでコンサートを開催予定
(2022年6月11日号より)
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