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京都市伏見区醍醐に誕生 体験いっぱいの「みらい食堂」

2022年10月21日 

リビング編集部

今回の体験「食のマナー」講座の様子。はしの持ち方を改めて教わり、大人も子どもも自己流を見直したよう

京都市伏見区醍醐に誕生した、新たな子ども食堂。いろいろな分野の専門家が食にまつわる体験を企画。親子で交流できる場を目指しています。

撮影/児嶋肇

2022年9月15日の夕方、「醍醐いきいき市民活動センター」の一角からにぎやかな声が聞こえてきました。中で開催されていたのは「みらい食堂」という、子ども食堂の1回目。主催は、市民団体「食を通じた文化体験プロジェクト実行委員会」です。食事を提供するだけではなく、「毎回食についてのさまざまな体験ができますよ」とは、メンバーで同センターの職員でもある松井久美子さん。

この日は15人ほどの親子が参加。まず、はし置きの絵付けからスタート。次に、食育指導員からはしの持ち方や使い方のマナー、一汁三菜の並べ方を教えてもらいました。はしで大豆をつまんで器に移すゲームは大盛り上がり。

「では、これから食事にします。自分で取りに行って配膳してくださいね」とスタッフから声がかかると、親も子もトレーを持って皿を受け取り、習ったとおりに料理を並べて机に運びます。

「忙しい親に代わり、食事の準備や片付けなど基本的な生活習慣も教えていければ」と松井さん。

メニューは肉じゃが、おひたし、みそ汁、ごはん。調理はメンバーの一人で調理師の野原さんが担当。みんなで「いただきます」と手を合わせ、あたたかな料理を味わいました。

小学1年生の子どもと参加した母親は、「家では教えそびれていることも習えてよかった。大勢で食べるのは楽しかったです」と話してくれました。

ボランティアスタッフの学生と、参加した子ども。絵付けをしたはし置きはその場で焼成され、ごはんの際に使用しました
食事には地元産の米や野菜を使用。みんなそろって「いただきます」

多彩なメンバーと地域ならではの体験を

今年4月に結成した同会のメンバーは9人。代表で育児アドバイザーの松本香澄さん(取材当日は欠席)、松井さん、野原さんのほか、介護施設のセンター長、小児科看護師、学習塾経営者、障がい者支援に携わる人など多彩な顔触れです。みなさん、昨年「醍醐いきいき市民活動センター」が主催した醍醐の未来を語り合う「だいごdeワイワイ井戸端会議」の参加者で、共通して地域の子ども食堂の必要性を感じていました。

「醍醐にはだれでも気軽に参加できる子ども食堂が少ないのです」と松井さん。子育て世代の交流の場を作りたい、せっかくならそれぞれの得意分野を生かしたものに、とメンバーは話し合いを重ねました。そして考えたのが、食にまつわる体験ができる子ども食堂。畑が多い、といった山科・醍醐地域ならではの内容も盛り込むことに。

「今後は調理師・野原さんによる災害時のアウトドア料理や、近隣農家の協力のもと野菜収穫体験などを計画しています。育児や介護の専門家がいるので、参加ついでに相談もできますよ」

月1、2回開催予定。親子だけではなく単身者など誰でも参加OK。ボランティアスタッフも随時募集しているそう。参加費や申し込み方法など詳細はホームページで。

「『みらい食堂』は、子どもの未来への種まき。参加した子が1年後にできることが一つ増え、3年後にはさらに増えて、やがては年下に教えるようになる。そんなつながりができることを願っています」(松井さん)

個性豊かな運営メンバー。右から3人目が松井さん。左から2人目が調理を担当した野原さん

次回の開催予定

テーマ
「身近な薬膳料理」

日時
2022年11月17日(木)午後5時〜7時ごろ

会場
醍醐いきいき市民活動センター(京都市伏見区醍醐外山街道町21-21)

問い合わせ先
TEL:075(571)0035(同センター)
ホームページ:https://mirai-kyoto.com

(2022年10月22日号より)