世界のパーティー料理

2021年12月3日 

リビング編集部

年末年始は〝おうちごはん〟をイベントに! 家庭で楽しめる、ロシア、デンマーク、インドのパーティー料理のレシピを教えてもらいました。海外旅行気分で盛り上がりましょう。

撮影/橋本正樹

バターたっぷりの生地に具材を。赤色が映えるビーツのサラダも

手巻き寿司感覚で好みの具材をくるり! ロシア版クレープ〝ブリヌイ〟は、バターをたっぷり入れた、もちもちとした食感の生地が特徴。

ロシア料理「カフェ ヨージク」の武井美帆さんは、「春を祝うロシアの節分のような祭り・マースレニッツァでは、ブリヌイをたくさん食べる習慣があるんですよ」と話します。

ビーツのサラダ〝ビネグレット〟は、いろいろな野菜でアレンジして試してみて。

※写真は2人分


ロシア

ブリヌイ

材料(5枚分)
  • 卵 1個
  • 牛乳 200cc
  • 塩 少々
  • 砂糖 大さじ1〜2
  • 小麦粉 100g(ふるっておく)
  • バター 40g
  • バニラオイル 適量

〈具材〉

※各適量。自由にアレンジOK
イクラ、ハム、チーズ、レタス、キノコ類(炒めたりマリネにしたりしたもの)、サーモン、サワークリーム、ジャム、ハチミツなど

作り方
  1. 卵と牛乳を混ぜ合わせ、塩・砂糖を加えて混ぜる。ふるっておいた小麦粉のボウルに少しずつ加える
  2. バターを電子レンジで溶かして入れる。こして、バニラオイルを加える
  3. フライパンで薄く焼く
  4. 具材を好みで巻く

ビネグレット

材料(4人分)
  • ビーツ 小1個(缶詰でも可、約250g)
  • タマネギ 1/4個
  • ジャガイモ 2個
  • ニンジン 1本
  • キュウリ 1本
  • ハム 4枚

〈ドレッシング〉

  • 白ワインビネガー 大さじ3
  • 好みのオイル 大さじ5
  • 塩 小さじ1/2
  • こしょう 適量
  • ディル 適量(ハーブの一種。ドライでも可)
作り方
  1. タマネギをみじん切りにして水にさらす
  2. ジャガイモ、ニンジンをゆでて角切りにする。ビーツ(※)、キュウリ、ハムも同じく角切りにする
  3. ドレッシングの材料をよく混ぜ、❶❷とあえる。ゆで卵を細かく切ったものやディル(分量外)を好みで飾る

※生のビーツを使う場合は、皮ごと水・酢・塩(分量外)とともに鍋に入れて30~40分ゆでておく(缶詰はそのままでOK)


教えてくれたのは

カフェ ヨージク武井美帆さん

北区上賀茂今井河原町66 Tree’s Bldg.2階
http://panographer.net/yojik/


ライ麦パンで作る華やかなオープンサンド。ワイン風味のリンゴケーキをデザートに

こんもり盛られた具材が華やかな〝スモーブロー〟は、デンマークで親しまれているライ麦パンのオープンサンド。

「白身魚のフライやローストビーフ、ハンバーグ、ハムなどをのせるのもおすすめです。ナイフとフォークでどうぞ」とは、デンマーク料理が楽しめる「FILE CAFE」の東圭介さん。

デザートにはリンゴのコンポートを使った〝エープルケーゲ〟を。焼かなくていいので、手軽に作れそうですね。


デンマーク

スモーブロー

材料(1人分)
  • ライ麦食パン 1枚
  • バター 適量
  • グリーンリーフ 適量

〈具材〉

※各適量。自由にアレンジOK
スモークサーモン、カボチャのサラダ(市販のものでOK)、千切り紫キャベツ、野菜のピクルス

作り方
  1. ライ麦食パンにバターを塗り、トースターで約1分温める
  2. グリーンリーフをのせる
  3. 具材をきれいに盛り付ける

エープルケーゲ

材料(1人分)
  • クッキー 1枚(平らなもの)
  • レモンゼリー 20g
  • ホイップクリーム 100g

〈リンゴのコンポート〉

  • リンゴ 1/2個
  • 砂糖  120g
  • 赤ワイン 200g
  • 白ワイン 200g
作り方
  1. リンゴを5mm幅にスライス。砂糖を60gずつ入れた赤ワイン・白ワインの鍋に、それぞれリンゴを半量ずつ入れ、沸騰後3~4分煮詰める
  2. クッキーの上に崩したレモンゼリーをのせ、その上からホイップクリームを適量かける
  3. ❶を赤・白ワインごとに各2枚❷の上にのせ、ホイップクリームを適量かける
  4. ❶の残りを花びらのように交互に飾る


教えてくれたのは

FILE CAFE東圭介さん

左京区下鴨西本町30 FILE1階
http://file-g.com/filecafe/


手羽元は味が染み込みスパイシー。ヨーグルトと野菜でさっぱりと

バスマティライスという、細長くパラパラとしたインドの高級米で作る〝ビリヤニ〟。ビリヤニ専門店「INDIA GATE」の山縣さんが、日本米にアレンジしたレシピを教えてくれました。

「インドでは結婚式などお祝いのときに振る舞われます。手羽元にも味が染み込み、スパイシーに。今回の炊き込みご飯はおにぎりにしてもおいしいですよ。ヨーグルトのサラダ〝ライタ〟はそのままでも、ビリヤニにかけても」(山縣さん)

※写真は2人分


インド

ビリヤニ風炊き込みご飯

材料(5〜7人分)
  • 白米 5合
  • 手羽元 10本
  • ヨーグルト 100g
  • カレー粉 10g
  • 塩 20g
  • シシトウ 5本(小口切りにする)
  • レモン汁 1/2個分
  • ニンニク 2片(すりおろす。チューブタイプでも可)
  • ショウガ ニンニクと同量(すりおろす。チューブタイプでも可)
  • パクチーの根または茎 10本(小口切りにする)
  • トマト 1/2個(角切りにする)
  • ギー 20g(溶かす。有塩バターでも可)
作り方
  1. 白米以外の材料を全てジップ付き保存袋に入れて一晩置き、手羽元を漬け込む
  2. 白米を洗い炊飯器に入れ、4.3合の目盛りまで水を加える。❶もタレごと入れて炊く
  3. 皿に盛り付け、好みでパクチー・レモン・トマト・紫タマネギ・紫キャベツのピクルス(分量外)などを飾る

ライタ

材料(5〜7人分)
  • タマネギ 1/2個
  • キュウリ 1本
  • トマト 1/2個
  • ヨーグルト 300g
  • 塩 2.5g
  • 酢 40cc
作り方
  1. タマネギをみじん切りに、キュウリ、トマトを角切りにする
  2. ヨーグルト、塩、酢、好みでブラックペッパー(分量外)を加えて混ぜ合わせる


教えてくれたのは

INDIA GATE(インディアゲート)山縣智さん

中京区錦小路新町南東角天神山町271
https://www.instagram.com/gassankyoto/?hl=ja


(2021年12月4日号より)