中身を見せて!「#わたしの防災リュック」 Vol.2

2021年9月8日 

LIVING kyoto webでは、京都でボランティア活動を行う「京都ジェンヌの会」とのコラボで、9月30日(木)まで「#わたしの防災リュック」企画を行っています。

いろいろな女性が防災リュックの中身を紹介するというこのシリーズ。2回目は「京都ジェンヌの会」メンバーの長谷川真由美さん、みさとさんに中身を教えてもらいました。

>第1回はこちら

自分用に調整された物は、防災リュックにも常備(長谷川真由美さんの場合)

京都市で消防団の分団長を務め、地域の自主防災会とも連携した「防災」に携わっているという長谷川さん。持ち出し用防災リュックはこちら。

写真は中身の一部

《現在のリュックの中身》
新聞紙、ブランケット、ナイロン袋、ラップ、ティッシュ、ウエットティッシュ、救急セット、手指消毒アルコール、マスク、常備薬、タオル、給水袋、軍手、ナイロン手袋、携帯用ミニトイレ、ハサミ、筆記用具、メモ、生理用ナプキン、おりものシート、試供品の基礎化粧品、折り畳みブラシ、鏡、ワセリン、アロマオイル、扇子、虫除けグッズ、カイロ、靴下、下着、室内履き、懐中電灯、保険証・銀行口座の写し、小銭メインのお財布、水、食料(豆と昆布のお菓子など)、粉末コーヒー、粉末青汁、粉末熱中症対策ドリンク、折り畳みコップ、モバイルバッテリー、エコバッグ、給水バッグ

「防災リュックのこだわりは、代わりのきかないもの、自分仕様のものは必ず入れておくこと!

例えば常備薬。私は少し前まで、毎日薬を飲み続けなければならない状態でした。もし、今災害が起こったらこれと同じ薬は貰えないと思い、5日分くらい必ずリュックに入れていました」

「食べ物や水なら比較的すぐに配給されるでしょうし、衣服や毛布も貰えるかもしれません。けれど持病の薬や、メガネ、コンタクトなど自分仕様のものは救援物資に無いので、自分で用意しておく必要があります。

また、冬ならカイロ、夏なら扇子と虫除けグッズなどあらゆる季節を想定して入れています」

「水に溶ける粉末ドリンクもグッズに加えています。

配給されるお水ももちろんありがたいですが、避難所生活が長引くと水ばかりでは飽きてしまい、ストレスになるかもしれません。

リラックスするため粉末コーヒー、少しでも野菜不足を解消したいので粉末青汁、クエン酸の入った熱中症対策にもなる粉末ドリンクなど。かさばらないので便利です」

長谷川真由美さん
「京都ジェンヌの会」メンバー。京都市で消防団の分団長を務める。

子どもと一緒に考えた、家族の防災リュック(みさとさんの場合)

同じく「京都ジェンヌの会」メンバーのみさとさんは、小学生〜高校生の3姉妹の母。今年から防災リュックを作ったという、防災ビギナーです。

「今住んでいる場所は山や川がない場所。でも実家は後ろに山、目の前には川があり、今年は何十年かぶりに土砂崩れのため避難指示が出ました。遠く離れていたとはいえ、年々深刻化する自然災害の怖さを感じていました。

いつどこであっても、水害や震災のリスクがある。春から本当にそう学ぶことが多く、この夏初めて防災リュックを作りました」

それがこちら。

「今回、必要な物や持って行きたい物が、自分達が思っていたほどリュックに収まらず……持ち出す優先順位をつけることが必要だと学びました。

詰める物を減らしてみてもやはり重さがあり、ちゃんと自分で背負って歩いたり走れるのか何度も確認しました」

《美里さんの防災リュックの中身》
水(2ℓ/500mℓ)、非常食(お湯を注ぐタイプのご飯、乾パン、ナッツ類、飴など)、歯磨きガム、ストレスを減らすガム、ノート、スケジュール帳、色鉛筆、マジック、ボールペン、ソーイングセット、クリップ、蓋付きコップ、除菌シート、ティッシュ、スプーン、フォーク、箸、粉末タイプの飲み物(ハーブティー/紅茶/コーヒー)、貼るカイロ、敷物、携帯トイレ、冷却シート、塩、絆創膏、湿布、綿棒、清浄綿、常備薬、日焼け止め、スキンバーム(肌クリーム/止血にも使える)、虫除けスプレー、虫さされの薬(痒み止め)、ボディーシート、アロマオイル、歯磨き粉、歯ブラシ、歯間ブラシ、ヘアゴム、くし、鏡、爪切り、懐中電灯 、電池(予備)、充電できる電池、万能ドライバー、ライター、セラミックナイフ、ヘアゴム、輪ゴム、ゴム手袋、軍手、スポンジ、万能ソープ(メイク落とし/洗顔/ボディーソープ ※いざという時は食器用洗剤にも)、試供品のスキンケア化粧品、モバイルバッテリー、扇子、着替え(下着、シャツ、Tシャツ、パンツ、羽織る上着、厚めの靴下)、タオル、タオル大(海やプール用の乾きやすいタオル)、カッパ、マスク、ゴミ袋、サニタリー袋、デリケートウェットシート、生理用品、携帯マリンシューズ(スリッパのかわりにも)、防災ノート、健康保険証コピー、家族の思い出写真、防犯&御守りの笛

美里さん宅の防災グッズには、水害を意識したこだわりがあるそう。

「なるべくどんなものも保存用ジッパーやビニール袋に入れて濡れないように工夫しました。いざという時は、その袋をゴミ袋としても使えます。

着替えも、濡れても乾きやすく動きやすいフィットネス・水着タイプのものを用意しました」

家族の写真が入っているのも印象的です。これは東日本大震災や阪神淡路大震災の被災者の声を元にして作られた「KYOTOわたしの防災ノート」に書かれていたことを参考にしたのだとか。

「辛い環境や会えない家族がいる場合、写真を持っておくのは心の支えや励みになると思います」

また、子どもたちも一緒にそれぞれの防災リュックを作ったといいます。

「災害は予測できないことが起きる状況であること、もしかしたら何かあって家族バラバラになってしまう怖さを話したりしました。避難した際に自分に必要なものは何か、子どもたちにとっても自分にとっても、とても良い機会になったと思います」

以下が子ども用の防災リュックです。

《娘(小学3年生)の防災リュックの中身》
水、非常食(乾パン、飴など)、歯磨きガム、ストレスを減らすガム、ノート、色鉛筆、マジック、ボールペン、折り紙、トランプ、なわとび(いざというときロープ代わりに)、蓋付きコップ、除菌シート、ティッシュ、スプーン、フォーク、箸、粉末タイプの飲み物(ハーブティー/紅茶)、敷物、携帯トイレ、冷却シート、絆創膏、綿棒、清浄綿、薬、日焼け止め、スキンバーム(肌クリーム/軽い止血にも使える)、虫除けスプレー、虫さされの薬(痒み止め)、ボディーシート、歯磨き粉、歯ブラシ/キャップ、歯間ブラシ、歯の消毒液(次女は虫歯になりやすい)、ハサミ、クリップ、貼るカイロ、ヘアゴム、くし、鏡、爪切り、懐中電灯 、電池(予備)、万能ドライバー、セラミックナイフ、ヘアゴム、輪ゴム、着替え(下着、シャツ、Tシャツ、パンツ、羽織る上着、厚めの靴下)、タオル、タオル大(海やプール用の乾きやすいタオル)、カッパ、軍手、マスク、ゴミ袋、キッズ用携帯、マリンシューズ(スリッパのかわりにも)、防災ノート、健康保険証コピー、家族の思い出写真、防犯&御守りの笛

子ども用には遊び道具も入っています。

「いつもと違う環境で寝泊まりし、不安な気持ちを吐き出せない子たちのためにノートや色鉛筆を用意しました。日記にしたり、絵を描いたり、トランプで遊んだりして少しでも不安やストレスを減らすことができたらと思います。

災害では身体だけではなく、心に傷を負うことがあるかもしれません。避難時に家族が離れ離れになってしまう可能性もあります。そんな時、家族で防災について話しあったこと、一緒に防災リュックを準備した思い出が、子どもたちにとって不安や困難を乗り越えていく力になればと思います。

二の次にしがちな〝防災〟。子どもを守るお母さんお父さんにもぜひ、毎日の暮らしの中で少しづつでいいので、ぜひ向き合う時間を作ってもらえたなら、と感じます」

みさとさん
「京都ジェンヌの会」メンバー。着付け師。小学生〜高校生の3姉妹の母。

「#わたしの防災リュック」で防災リュックの中身をシェアしよう!

みなさんはどんな物を防災リュックに入れていますか?
人のリュックの中身を見れば、自分に必要な備えのヒントになるかも。そこで、みなさんのいろいろな防災リュックの中身の教えてください。いま、中身の写真を募集しています。
InstagramまたはTwitterにハッシュタグ「#わたしの防災リュック」「#リビング京都」を付けて写真を投稿し、一緒に防災について考えませんか?

■募集期間
2021年9月1日(水)〜9月17日(金)午前10時

■参加方法
①自身の防災リュックとその中身を撮影
②下記投稿規約に同意の上、撮影した写真に「#わたしの防災リュック」「#リビング京都」のハッシュタグを付けてTwitterまたはInstagramに投稿

■参加資格
非公開ではないアカウントにて投稿いただける方。TwitterまたはInstagramのユーザー名、および写真・コメントを当サイトで紹介することに同意いただける方。

■投稿規約
「#わたしの防災リュック」に投稿する前に、以下の投稿規約を必ずお読みください。投稿者は本規約に同意したものとみなします。

参加について
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