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中古マンションを購入したものの、住宅ローンを返済できるか不安です【かけいぼ診断】

2024年12月6日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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住宅ローンを契約したものの、月16万円の返済が不安。家計の改善にアドバイスを。

中古マンションを購入し、憧れの建設会社でリノベーション。夫婦の年齢、金利上昇、物価高騰への焦りもあり、勢いで契約したところもあります。来春完成予定。住宅ローン総額5760万円を返済できるのか、今更ですが不安です。

 夫40歳(会社員) 妻42歳(会社員) 子15歳・6歳

中古マンションを購入し、リノベーションをするとのこと。とても楽しみな反面、住居費の負担増に大きな不安を感じているようですね。

家計簿は、支出が膨らみすぎず、しっかり抑えられています。「NISA」「iDeCo」も活用しつつ、貯蓄にも励んでいる様子。「母への仕送り」は、一人暮らしの母におかずなどを冷凍して送っているそうで、優しい相談者の気持ちが伝わってきます。

今後の家計簿は、ローン返済だけで住居費用が月6万円ほどアップ。さらに、マンションの修繕積立金や維持管理費がかかるので、今より8万〜9万円の負担増といったところでしょうか。ですが、妻の時短勤務終了で月の収入は5万円増の見込み。あと3万〜4万円は「定期預金」の月々の積立額を減らせばほぼ調整できそうですが、できればもう少し余力を持たせておきたいですね。

家計簿で見直しができそうなのが、夫と妻のドル建て「終身保険」。契約時より受取時が円安なら保障は増えますが、今は円安の影響で保険料の支払いが増えています。例えば、今とほぼ同等の死亡保障1000万円、期間20年(子の独立までを想定)の「定期保険」に、インターネットを通じて夫婦おのおのが加入すると、月の保険料は計5000円程度。ドル建て「終身保険」を「払い済み」もしくは「解約」にすれば、月3万円近く保険料をカットできます。さらに、妻の医療保険を「共済」などにかけ替える方法も。家計に余裕が生まれることで気持ちが軽くなるなら、検討するとよいでしょう。ローンの返済が始まっても貯蓄可能な家計簿なので、心配しすぎる必要はありません。

せっかくのマイホームでの新生活は、家族で思いっきり楽しんでいただきたいと思います。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2024年12月7日号より)

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