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結婚4カ月。子どもは2人、マイホームも希望。家計運営や貯蓄方法にアドバイスを。
結婚式や新居の費用などで、貯蓄がかなり減りました。毎月予算を立て、やりくりをしています。黒字分は貯蓄。家計は落ち着いてきましたが、将来が漠然と不安。来年末までに350万円をためるのが目標です。子どもは30歳までに2人ほしくて、夫も育休を取る予定。マイホームの購入は、65歳の定年までに完済できるローンで想定。
夫26歳(会社員) 妻26歳(会社員)
将来に対するお金の漠然とした不安を感じているようですね。毎月約17万円を貯蓄。30歳までに子ども2人、35歳までにマイホームと、ライフプランも描いています。夫婦二人暮らしで共働きの今が、一番お金がたまる時期。このタイミングを逃さず、家計改善、貯蓄の習慣を身につけておくことが、希望のライフプランを叶える第一歩です。相談者はすでに取り組んでいますが、将来の試算から、さらなる家計の見直しや貯蓄方法について考えてみましょう。
堅実な家計管理ができていますが、「家賃」「通信費」が少々高めです。子どもが生まれれば養育費、レジャー代や旅行代、イベント代などの支出が増加。これらに備えて可能な範囲で見直しを。
貯蓄計画について。子ども2人の誕生、マイホームの購入と大きなイベントが続けば、貯蓄できる額は減少していきます。ライフプラン上、30歳で第2子誕生と仮定。夫婦が53歳になり、第2子が大学を卒業すると、年間300万円程度の貯蓄ができそう。ここから老後資金の準備に対して本格的に取り組みを。子ども2人の大学資金は、今から、1人につき2万円ずつ積み立てをはじめておくとよいでしょう。インフレに対応すべく、その一部をNISAなどで運用することも検討を。3%程度で運用できれば600万〜700万円を準備できそうです。
マイホーム購入費の目安は、現時点では4000万円程度。ただし、購入時の貯蓄残高や収支状況、インフレ率や金利などから勘案して再度計算する必要があります。大学進学に備えて貯蓄を大きく減らさないように住宅ローンの頭金は抑え、返済期間は長めに設定。大学卒業後に家計にゆとりが出てきたら、繰り上げ返済を実行していくというプランも一考です。
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹さん
(2024年11月2日号より)
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