ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
家計簿診断相談募集はこちら
家計管理が苦手です。もうすぐ第2子が生まれるのですが、現状は適正でしょうか?
家計簿をつけたり、アプリを使うのも苦手。書類整理も好きではありません。現在の家計の状況が適正か、教えてください。教育資金のために、ジュニアNISAを月1万円。出産予定日の6週前まで働くつもりでしたが、体調不良で予定より早く休職しています。
夫43歳(会社員) 妻29歳(パート休職中) 子3歳
出産を目前に控え、今か今かと待ち望んでおられることと思います。
支出を見ると、食費と小遣いが抑えられていて無駄はありません。妻が休職中で、世帯収入が通常よりも減少しているにもかかわらず、「iDeCo」「つみたてNISA」などで6万円を積み立て。その上、月13万円の黒字。年間で、投資の積み立て72万円に加え、200万円程度は貯蓄に回せると思われます。自動車ローンの残債180万円は、年末に完済を計画中。今年分の貯蓄を元手に実行可能。家計管理に問題はなさそうです。
「教育資金はしっかり準備したい」とのこと。高校まで公立、大学は私立も想定されていますね。大学進学に備えた資金は、第1子分500万円、第2子分は600万円を目安にしてください。
また、妻は来年4月に職場復帰を予定しています。夫の収入は60歳まで現状維持と仮定して収支予測を立てると、第1子が大学に進学する15年後、夫58歳の時点で収支はマイナスになるでしょう。つまり、貯蓄ができる期間は、あと14年。今のペースでしっかりと積み上げていけば、3000万円ほどためられそうです。積立投資は、老後資金のために夫60歳まで継続を。3000万円の貯蓄と積立投資があれば、教育資金や老後資金の準備、夫71歳で完済予定の住宅ローンの返済も、クリアできそうです。
将来に備えて必要な貯蓄ができていれば、家計簿をつけることにこだわらなくても大丈夫。相談者は、今のやりくりが維持できればOKですよ。
ただ、生命保険については、夫婦ともに保障が不足気味。現時点で、夫の死亡保障だけみても最低で1500万円は押さえておきたいところ。家族の生活費と老後資金準備を考慮した、必要保障額の再考が必須です。
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹さん
(2022年6月18日号より)
かけいぼ診断相談募集!
本紙の人気コーナー「かけいぼ診断」では、読者の皆さんからの相談を募集中です。家計の悩みに、ファイナンシャルプランナーがプロの立場からアドバイスします。ご希望の方はこちら
最新の投稿
おすすめ情報
- カルチャー教室
- アローズ
- 求人特集
- 不動産特集
- 京都でかなえる家づくり
- 医院病院ナビ
- 高齢者向け住宅 大相談会
- バス・タクシードライバー就職相談会in京都
- きょうとみらい博