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車の購入、中学受験と予定外の出費続き。家計の改善点を教えて【かけいぼ診断】

2024年4月12日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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車の購入、中学受験と予定外の出費が続き、支出が膨らみがち。家計の改善点を教えて。

一昨年、車を「残価設定型ローン」で購入。昨年は、子どもが中学受験をしたため塾代や中学の入学金などがかかりました。予定外のことが続き、貯蓄が減りました。少しずつためていくようにしていますが、老後資金も心配です。

夫45歳(会社員) 妻44歳(福祉職職員) 子13歳

中学受験は想定外だったようですが、子どもの成長がとても楽しみですね。家計簿をみると、「食費」「通信費」などは適正な水準に抑えられています。その一方で、私立中高一貫校の学費や諸経費が月割り換算で10万円程度かかっています。比較的蓄えがありますが、可能な範囲で出費を抑えていきましょう。

支出の中で気になるのが、夫のクレジットカードの詳細な利用金額が分からない点。妻は家計簿アプリを活用していて支出の把握に努めていますが、夫のクレジットカードとは連携ができていません。お金を使ったタイミングで各費目に分けて家計簿に記入(アプリに入力)する形がベスト。手取り収入に対する「夫小遣い」は4万〜5万円が適正です。食材や日用品などの立て替え分も含まれているそうですが、切り分けて、まずは「夫小遣い」を予算内に収めることを目指してみてください。

また、夫が車好きで頻繁に買い替えるため「残価設定型ローン」を利用。その返済と駐車場代などの負担が重くなっています。「残価設定型ローン」は、返済中は負担を抑えることができ高額な車も購入しやすい半面、金利が高いというデメリットも。子どもの独立後に妻の退職も見据えているため、今後車にかけるお金についても一度夫婦で話し合っておきたいですね。

今のペースで「子ども用積立」を続ければ、大学進学時に学資保険と合わせて600万円強の準備が可能です。私立大理系に進んでもめどは立ちそう。また、老後資金は、「個人年金」「終身保険」など、貯蓄性のある保険で備えることができています。さらに上乗せを目指すなら、「NISA」以上に節税効果が高い「iDeCo」の活用を検討するとよいでしょう。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2024年4月13日号より)

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