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家計管理が苦手で育休中に貯蓄が2割減。やりくりにアドバイスを【かけいぼ診断】

2024年2月22日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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家計管理が苦手。育休中で貯蓄が2割減りました。やりくりについてアドバイスを。

現在育休中で、貯蓄をかなり取り崩しました。クレジットカードでの支払いが多く、何にいくら使っているのか把握できていません。実感では毎月ほぼ使い切っていて、家計を見直したいです。4月から妻は復職し、第2子は保育園へ。今後、家の修繕費や教育費などが必要になってくるので心配。

夫30歳(公務員) 妻31歳(公務員・育休中) 子4歳・1歳

夫も妻も家計管理が苦手で、一見、黒字ですが実際は使い切っていて、貯蓄もできない様子。収入や家族構成から、生活費の4カ月分程度しか貯蓄がない今の状況は〝危険信号〞が出ています。

一番の問題点は食費、日用品費、レジャー費、雑費などを全て「クレジットカード」で支払い、何にいくら使っているか見えづらくなっていること。

対策として、スマホの「家計簿アプリ」の活用をお勧めします。クレジットカードに限らずお金を使ってすぐか遅くても当日中に、アプリに費目と金額の入力を。習慣をつけると、支出が〝見える化〞できます。1枚のレシートに「日用品費」と「食費」が含まれていて分けるのが面倒といったことも起こりますが、レシートの中の一番金額の大きい費目に振り分けるといった形でもOK。まずは、大まかな支出を把握し、家計をスリム化していきましょう。

直近3カ月分のカード支出を費目ごとに分けると、外食費を含む「食費」は1カ月あたり平均10万2000円。手取り収入の15%を目安に、月8万円以内に抑えたいですね。同様に、「日用品費」は月4万5000円で使いすぎているので、2万円に抑えることを目標にして。さらに、「レジャー費」も平均すると月5万3000円とかなりの出費です。帰省費などの特別な支出は、月々の支出とは別に管理し、1カ月の予算として2万〜3万円に設定しましょう。

子どもが小さい時期は、児童手当以外に手取りの15〜20%を貯蓄するのが理想。相談者の場合、妻が育休中は8万円以上が目標となりますが、まずは少なくとも5万円を確実にためられる家計を目指しましょう。そのためには、月のカード利用は18万円までに。家計の見直しと貯蓄に向けて、頑張ってみてください。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2024年2月24日号より)

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