ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
家計簿診断相談募集はこちら
4500万円の一戸建て住宅を新たに購入し、住み替えたい。夢は実現できます か? 家計のやりくりにもアドバイスを。
夫35歳(会社員) 妻38歳(主婦) 子3歳
コロナ禍で働き方が変わり、収入がかなり減ったようですね。月々の家計簿はマイナスになりましたが、これは天引き貯蓄によるもの。利率が高い制度を最大限に利用され、赤字はボーナスなどで帳尻を合わせているようなので、この形でもOKです。
自宅を売却し、ご実家の近くで4500万円程度の「住み替え」をご希望とのこと。家計から見た無理のない住宅ローンは、現在の返済額以内。よって、現時点のローン残高2400万円が、新しく借り入れをする場合の適正額です。自宅を売却してローンを精算し、プラスが出たらそれも頭金に組み入れることができます。しかし、かなり大幅な物件の値上がりがない限り、仮に手元の貯蓄から500万円を回し頭金に充てても、希望の金額には届きません。夢の実現には、家計の収入を増やすことが必須で、共働きが条件といえそう。
現在の支出は、「小遣い」「交際費」など最低限に抑えられています。家族構成からみると「食費」が高めですが、楽しみの一つでもあるご様子。切り詰めすぎる必要はありませんが、1割カットを目指してみてください。
奥さまは、保険に未加入だとか。かなりの貯蓄があるので、入院などの不測の事態に貯蓄で対応することも可能です。しかし、不安なら保険料が安く手軽に加入できる「共済」で備える方法も。最低限の保障が確保でき、剰余金も戻りますよ。
できれば第2子をお考えで、お子さまたちには大学までの進学を想定。現在の貯蓄と今後増える貯蓄を合わせると、「住み替え」をしなければ大学進学はクリアできそうです。「住み替え」については、今後のご夫婦の収入などを見極めた上で、あせらず時間をかけて検討してくださいね。
ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん
(2020年10月31日号より)
かけいぼ診断相談募集!
本紙の人気コーナー「かけいぼ診断」では、読者の皆さんからの相談を募集中です。家計の悩みに、ファイナンシャルプランナーがプロの立場からアドバイスします。ご希望の方はこちら
最新の投稿
おすすめ情報
- カルチャー教室
- アローズ
- 求人特集
- 不動産特集
- 京都でかなえる家づくり
- 医院病院ナビ
- 高齢者向け住宅 大相談会
- バス・タクシードライバー就職相談会in京都
- きょうとみらい博