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出産後の支出にびっくり。何を節約すべき? 保険も気がかりです【かけいぼ診断】

2023年9月1日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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出産後、思った以上に支出が多くびっくり。節約必須の項目は? 保険も気がかりです。

切迫早産で入院し、5月に無事出産。家計簿をつけはじめたところ、思った以上にお金を使っていて驚きました。子どもの衣類を分けて洗濯したり、エアコンのつけっぱなしなどで、水道・電気・ガスの料金も急増。どこを節約すればいいですか? 夫婦とも生命保険に未加入なのも気になっています。

夫27歳(会社員) 妻28歳(会社員・育休中) 子0歳

初めての子育ても、近居の両親のサポートがあり心強い限りですね。出産後、思いのほかお金を使っていることに気付き焦っている様子がうかがえます。子どもは1人の予定で小学校から高校まで公立、大学は私立理系を想定し、今後の収支予測から相談者にとって適正な家計の支出について探ってみましょう。

ベビー用品を買いそろえたり、赤ちゃんのお世話、お祝い関連などで支出がかさみ、家計に余裕がないように感じるかもしれません。そろそろ、支出も落ち着くことでしょう。家計簿上では、一時的な支出の冠婚葬祭費を除くと、月額約9万円の黒字。来春、妻が復職し保育料の負担が増えても黒字が出ます。

妻は、復職後しばらくは時短勤務の予定。小学校入学を機にフルタイムに戻ると、今より手取りで100万円ほどアップするとのこと。子どもが小学生から大学入試の費用などがない高校2年生くらいまでは、年間100万円程度の貯蓄が維持できそうです。

月額7万円程度とボーナスの半分ほどの貯蓄ができていれば、今の生活レベルのままで問題なさそう。唯一、見直しの余地があるのが夫婦の携帯電話代。半額程度の減を目指してください。夫は転職の可能性もあるとのことなので予備資金の準備も必要。となると、支出がこれ以上膨らまないように心掛けましょう。

生命保険について。現時点での死亡保障は、夫1500万円が目安。妻は不要と思われます。実家での同居がありうるそうなので住居費は考慮していません。医療保障は、入院日額5000円程度のものに夫婦とも加入しておいてもよいのでは。

最後に、老後資金の準備のため、貯蓄の一部をつみたてNISAやiDeCoで活用することも検討してみてください。

ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹さん

(2023年9月2日号より)

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