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仕事と子育ての両立で疲弊し、転職を検討。家計にアドバイスを【かけいぼ診断】

2023年5月19日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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ハードワークで疲弊。妻は転職も検討中。今のお金の使い方で大丈夫でしょうか?

夫も妻も毎日忙しいのですが、2人目が欲しくて不妊治療を始めました。実家は遠方で頼れず、仕事と子育ての両立はとても大変。妻は限界を感じていて転職も考えています。結婚時には家計管理を徹底し、夫婦の奨学金も完済。昨年、目標だった家と車を購入しました。

夫40歳(会社員) 妻35歳(会社員) 子2歳

毎日、夫婦で全力投球。とても頑張っておられますね。先々、妻が働き方を変えることを検討中とのこと。世帯収入のダウンを見据え、家計をスリム化しておきましょう。

格安スマホに切り替え、使用するクレジットカードを1枚に集約してポイントをためるといった工夫はグッド。「ポイントを活用してハワイ旅行に行くのが夢」というのも、ステキですね。

月々の住宅ローンについて。夫の賞与から支払うスタイルで、月収からの支出はありません。月々の家計に余裕があるせいか、支出が膨らみがちになっています。子どもが小さい今は、長い人生の中で最もお金がためられる時期です。手取り月収の25%に当たる、月15万円の貯蓄を目標に頑張りましょう。

支出で見直しができそうなのが、夫婦の「小遣い」。それぞれの昼食代や美容院代などをカバーしていますが、減額が可能。目安は一般的に手取りの10%。相談者の場合、それぞれ2割カットの4万円に。また、「その他」が大きく、5万〜10万円と金額も定まっていません。新居に関する特別な出費はそろそろ落ち着いたはず。予算を決め、その範囲でのやりくりを心がけましょう。ひとまず、毎月5万円に抑えることを目指してください。

現在、児童手当は特に区別せず普通預金に入れていますが、お年玉などと併せて「子ども用」の口座として分ける形がベター。また、「つみたてNISA」は限度額まで活用中ですが、これに加え「ドル建て」の外貨預金を始めてみてもよいかも。「毎日」「毎週」「毎月」など積み立てのタイミングが選べ、少額でできるものも。例えば、海外で外貨預金をそのままデビットカードで利用できる機能がついた商品を選べば、旅行のときにも便利ですよ。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2023年5月20日号より)

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