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育休手当が終了すると赤字に。家計の見直しポイントは?【かけいぼ診断】

2023年4月7日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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夫の育休手当がなくなったら赤字家計に。妻の収入だけでやりくりするポイントは?

保育園の待機児童になり、年度途中の入園は難しいので来年4月の入園を見込んでいます。復職した妻に代わって、夫が来春まで育休を取得予定。ですが、満2歳になる10月で育休手当が終了します。賞与は全額を夫と妻のつみたてNISA、児童手当に加えて黒字の一部はジュニアNISAへ。積立額は下げたくありません。

夫34歳(公務員・育休中) 妻30歳(公務員) 子1歳

妻も夫も育児休業を取得し、力を合わせて子育てをされていますね。

家計簿を見ると、無駄のないやりくりができています。特に、通信費は上手に節約できていてグッド。また、生命保険は、働けなくなった場合の「所得補償保険」のみに夫婦とも絞り、月々の負担が抑えられています。どちらかに万が一のことがあっても、収入を得ることは可能ですが、少額の死亡保障があればさらに心強いかも。夫婦それぞれが1000万円程度の「定期保険」に加入するのも一考です。

今年の10月で夫の育休手当が終了。以降、保育園の入園が見込める来年4月まで、半年以上にわたって妻の収入のみになるため、月3万円程度の赤字となりそう。ですが、まとまった貯蓄があるため大きな問題はありません。心配しすぎずに、子どもと過ごす貴重な時間を目いっぱい楽しんでくださいね。

収入ダウンによる不足分は、普通預金を取り崩しながら賄いましょう。赤字が出ても、「つみたてNISA」は減額したくないようなので、その他の支出を可能な限り抑える工夫を。支出の中で、見直しができそうなのが「食費」です。夫婦がフルタイムではない期間は1割カットを目標に。また、夫婦の小遣いも1割程度の減額を目指してみましょう。これらの見直しで、月々の赤字を1万円ほど減らすことができます。しっかりと栄養を取って息抜きすることも大切な時期なので頑張りすぎは禁物ですが、無理のない範囲でトライしてみてください。

家計に余裕がある時は、月々の黒字のうちの10万円を普通預金へ。残りは全て株式投資に充てているとのこと。老後の資金準備も視野に入れつつ、節税効果が高い「iDeCo」を活用するのもお勧めですよ。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2023年4月8日号より)

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