かけいぼ診断 4月17日

2021年4月16日 

リビング編集部

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夫も妻も、健康状態が不安定。再び体調を崩したら休職か退職の可能性も。貯蓄や住宅ローンなど、今後の家計にアドバイスを。

夫34歳(会社員) 妻34歳(公務員) 子2歳

ご夫婦ともに健康への不安を持ちながら、今のうちに少しでも貯蓄を増やしたいと頑張っておられるようですね。

支出を見ると大きな無駄はなく、各項目ともバランスよく収められています。父の日・母の日のプレゼントや趣味の旅行など、節約一辺倒ではない点もグッドです。特に気になる項目はないですが、携帯電話代は見直しができるかも。割安なプランも登場しているので、自分たちに合う形で費用が抑えられないかといったことを一度チェックしてみてください。

家計は赤字に見えますが、天引きの積立貯蓄や個人年金、学資保険などの備えに回っているのがその理由。実際には毎月約11万円の黒字なので、十分合格点が取れています。月々の不足をボーナスで補っていますが、積み立ての利率が高いようなのでひとまずはこのままで。お子さまが3歳になると、保育料が無償化されます。他に、医療費の負担も軽くなるようなので、毎月の赤字も減りそうです。ご相談者の場合は、「ストレスをためず毎日を楽しく過ごすこと」が最優先事項。家計の運営においても、無理をしないよう心掛けてくださいね。

今の調子がキープできれば、これから確実に貯蓄も増えていきそう。買い替えたばかりの車はなるべく長く乗って、次回もキャッシュでの購入を目指しましょう。また、住宅ローンの「繰り上げ返済」もお考えですが、時期などは未定とのこと。今は、ご夫婦どちらかに何かあっても対応できるよう、手元資金は手厚く確保したいもの。ご夫婦で500万円をためることを次の目標にしてみてください。「繰り上げ返済」は、お二人の体調などが落ち着いてから、慌てずじっくり検討するとよいですよ。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2021年4月17日号より)

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