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5年以内に子どもやマイホームを希望。家計にアドバイスを【かけいぼ診断】

2022年10月21日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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正社員に転職した方がいい? 希望は、5年以内に子どもを2人以上、マイホームも。

今年の初めに結婚。妻は、正社員で働いていた会社を退職し、京都に引っ越してきました。今の派遣先は、半年ごとの更新で2年間の有期雇用。正社員に転職すべきでしょうか。その際の収入の目標額は? 毎月、赤字を出さないように気を付けていますが、いっそのこと自動車ローンは一括返済しようかと思っています。

夫28歳(公務員) 妻25歳(派遣社員)

生活がどんどん変わっていく中で、上手に対応しようと努力されていることがよくわかります。

人生で最も大きな支出となるのが子ども関連のものでしょう。誕生、成長、就学と進む過程で、支出は換算して月5万円以上増えることが想定されます。住宅を購入するとさらに支出が増加します。差し迫った課題は、貯蓄と、支出に対応できる家計にしておくことでしょう。そのため、夫の収入が大きく増えることは考えにくいので、妻の収入を増やすことが有力な選択肢となります。

契約社員より正社員として働く方が、一般的には収入アップにつながります。収入に応じた税金や社会保険料の負担はありますが、長い目で見ると、立場が安定しているので産休・育休を経ても働きやすく、年金など社会保障の恩恵も。年収は、夫と同じくらいあれば、家計にかなりの余裕が生まれます。給与面だけではなく、仕事と家庭の両立がしやすいなど、よい条件の勤め先を今のうちに探しておきましょう。

自動車ローンが気掛かりなようですね。残期間3年で、残り76万円。金利3.9%は今の経済環境では高め。一括返済すると貯蓄は減りますが、支出の半年分以上の貯蓄は残りますし、収入が安定しているので心配はありません。また、駐車場代、ガソリン代、保険料も合わせると、自動車関連の費用は、支出の中でも比重が大きくなっています。この機会に、自動車関連の支出について再考しましょう。特に、自動車保険は、同程度の補償を確保しつつ費用を抑えることができそう。

最後に、生命保険も見直しを。夫の職場で加入する保険の内容を確認。今後、子どもが生まれたら死亡保障は夫3000万円、妻1000万円を目安に、不足分を補う方針で再検討しましょう。

ファイナンシャルプランナー
山副 耕一 さん

(2022年10月22日号より)

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