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子どもをつくり、家を買いたい。求職中の夫が目指す収入は?【かけいぼ診断】

2022年9月22日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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子どもをつくり、家を買いたい。勤め先が倒産し、求職中の夫が目指す収入は?

昨年に結婚。妻の収入は貯蓄に回し、節約を心掛けてきました。子どもをつくり、マイホームを手に入れるのが夫婦の夢だからです。ところが、夫の勤めていた会社が7月に倒産。再就職がどうなるか分からない状況で、不安が募ります。難しいかもしれませんが、夢をかなえるため、しっかりと貯蓄ができる生活を送りたい。

夫35歳(失業保険受給中) 妻30歳(会社員)

夫が失業してしまい、今後の生活設計に不安を感じているようですね。

収入面では不安定な状況ですが、結婚後は妻の収入を全て貯蓄に回してきたので、予期せぬできごとにも十分対応ができています。妻の収入だけでも生活が可能な家計簿なので、夫の失業保険分が黒字に。万が一、夫の求職活動が長引くことになっても、やっていけるというのは大きな安心材料です。

支出には、見直すべき項目はほとんどありません。「食費」「水道・光熱費」「携帯電話代」など、どれもかなり抑えることができています。妻の分の収入だけを前提とすると住居費の負担が大きいですが、これはあくまでも一時的なこと。現在の家計が維持できるよう頑張ってみてください。

ハローワークの求職支援訓練で、パソコンのスキルアップ講習の受講を希望する夫。妻の心中は複雑なのだとか。少しでも節約したいときに、1万〜2万円の自己負担があることでためらわれていますが、この支出は単なる「消費」ではなく、将来につながる「投資」です。スキルがあることが自信につながり、たとえそれが仕事に直結しなくても、求職活動にもプラスに働く可能性もありますよ。チャレンジを後押ししていただきたいと思います。

近い将来に、「子ども」と「マイホーム」というライフイベントを実現するために、夫がどれぐらいの収入を得られればいいのかを知りたいとのこと。手取り収入が妻と同じ20万円程度と仮定して、「共働き」と「堅実な家計」を前提とするならば、十分に夢をかなえることができそうです。

給料の金額だけに目がいきがちですが、会社の「安定性」や夫婦で子育てができる「働きやすさ」という視点も加えた職探しをお勧めします。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2022年9月24日号より)

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