• HOME
  • かけいぼ診断
  • 第四子を希望。今の経済状況では子どもたちの費用が心配【かけいぼ診断】

第四子を希望。今の経済状況では子どもたちの費用が心配【かけいぼ診断】

2022年7月29日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
家計簿診断相談募集はこちら

第四子がほしい。ですが、今の経済状況で他の子どもたちの迷惑にならないか心配。

2年後、第一子が小学校に上がる年に第四子を産みたいです。育休後に復職を想定。子どもたちには、スポーツや勉強などしたいことをさせてあげたいのですが、費用が心配。児童手当は、子どものために全て貯蓄しています。

夫35歳(会社員) 妻33歳(会社員) 子ども5歳・4歳・2歳

貯蓄が好きで、昨年は225万円の黒字。とても上手に家計運営ができていますね。貯蓄の一部は「つみたてNISA」「ジュニアNISA」を活用し、運用を取り入れている点もグッドです。

太陽光パネルを設置していることもありますが、「水道・光熱費」はしっかりとコントロールできています。また、フルタイムで働いていても、「妻の小遣い」は最低限の水準に抑えられています。無理に増やす必要はありませんが、状況によってはもう少し予算を取ってもよいかも。

支出の中で見直しておきたいのが「日用品費」。大型スーパーでまとめ買いするものも合わせると、月3万5000円に上っています。小さい子どもが3人いることを踏まえても負担が大きいので、1〜2割のカットを目標にしましょう。

また、子どもの「医療保険」も減額が可能です。キッズタイプの共済を活用すると、1人1000円程度で十分な保障が確保できます。仮に、保険の見直しで浮いた月3000円を、15年間、3%の利回りで運用しながら積み立てると、70万円近い金額になります。値動きはあるものの、教育資金にも活用ができそう。無駄を省いてコツコツと積み立てることで、まとまったお金になりますよ。

4人目を希望されていますが、共働きを前提とした今の相談者の家計なら心配はいりません。ただし、兄弟の年齢差が小さいため、大学の学費が重なる時期にはかなりの負担が予想されます。教育資金として積み立てている以上の負担となる場合、「奨学金」の活用も視野に入れているとのこと。子どもが進路選択をする前の段階で「ここまでは出すが、ここからは自分たちで」と、家庭の方針をしっかり伝えておくことをお勧めします。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2022年7月30日号より)

かけいぼ診断相談募集!

本紙の人気コーナー「かけいぼ診断」では、読者の皆さんからの相談を募集中です。家計の悩みに、ファイナンシャルプランナーがプロの立場からアドバイスします。ご希望の方はこちら