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第四子がほしい。ですが、今の経済状況で他の子どもたちの迷惑にならないか心配。
2年後、第一子が小学校に上がる年に第四子を産みたいです。育休後に復職を想定。子どもたちには、スポーツや勉強などしたいことをさせてあげたいのですが、費用が心配。児童手当は、子どものために全て貯蓄しています。
夫35歳(会社員) 妻33歳(会社員) 子ども5歳・4歳・2歳
貯蓄が好きで、昨年は225万円の黒字。とても上手に家計運営ができていますね。貯蓄の一部は「つみたてNISA」「ジュニアNISA」を活用し、運用を取り入れている点もグッドです。
太陽光パネルを設置していることもありますが、「水道・光熱費」はしっかりとコントロールできています。また、フルタイムで働いていても、「妻の小遣い」は最低限の水準に抑えられています。無理に増やす必要はありませんが、状況によってはもう少し予算を取ってもよいかも。
支出の中で見直しておきたいのが「日用品費」。大型スーパーでまとめ買いするものも合わせると、月3万5000円に上っています。小さい子どもが3人いることを踏まえても負担が大きいので、1〜2割のカットを目標にしましょう。
また、子どもの「医療保険」も減額が可能です。キッズタイプの共済を活用すると、1人1000円程度で十分な保障が確保できます。仮に、保険の見直しで浮いた月3000円を、15年間、3%の利回りで運用しながら積み立てると、70万円近い金額になります。値動きはあるものの、教育資金にも活用ができそう。無駄を省いてコツコツと積み立てることで、まとまったお金になりますよ。
4人目を希望されていますが、共働きを前提とした今の相談者の家計なら心配はいりません。ただし、兄弟の年齢差が小さいため、大学の学費が重なる時期にはかなりの負担が予想されます。教育資金として積み立てている以上の負担となる場合、「奨学金」の活用も視野に入れているとのこと。子どもが進路選択をする前の段階で「ここまでは出すが、ここからは自分たちで」と、家庭の方針をしっかり伝えておくことをお勧めします。
ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん
(2022年7月30日号より)
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