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夫婦二人、現在の資産状況であと10年くらいは暮らせそう?【かけいぼ診断】

2022年7月22日 

リビング編集部

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夫婦二人、あと10年くらいは、現在の資産状況で不安なく暮らせそうでしょうか?

子どもたちは独立し、夫婦二人の生活。環境がよく、夫は自宅を〝ついのすみか〟にしたいと言っています。 どちらが先に亡くなるかは分かりませんが、あと10年くらいは生きるとして、夫に先立たれたら妻は自宅を処分してサービス付き高齢者向け住宅に入りたいと思っています。今後の生活にアドバイスを。

夫80歳(年金受給者) 妻74歳(年金受給者・アルバイト)

健康に気を配りながら暮らしておられますね。厚生労働省の統計によると、平均余命は80歳男性が約9年、74歳女性で約17年。ですので、妻はこの先17年間のライフプランを考えてみましょう。

現在の家計は、年間で5万〜10万円のプラス。しかし、妻が退職すると、収支は年間45万円ほどマイナスに転じます。今後、家の修繕といった大きな出費の予定はなさそう。しかし、男性の平均余命を考えた場合、夫の在宅介護も考慮し、生活費などのために9年間で600万円程度の貯蓄の取り崩しが見込まれます。

また、妻は、一人になった場合、自宅を売却してサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)への住み替えを希望されています。サ高住は、パンフレットなどに記載の初期費用、月々の家賃や管理費、食費のほかに、介護保険の自己負担分、オムツ代、携帯電話代、被服費、日用品代、医療費なども必要。試算の際は、そういった支出も含めて考えることが大切です。

収入は年金のみ。妻の年金と遺族に支給される遺族厚生年金です。仮に、この年金の手取り額が10万円、サ高住の月額費用が30万円とすると、不足額は毎月20万円。妻84〜91歳の1人暮らし8年分で1920万円。貯蓄の不足分を自宅の売却で補えるかが、不安なく暮らせるかどうかのカギになります。築25年なので、建物の価格は期待できず、ほぼ土地の価格が売却額となりそう。現時点での価値を査定する場合は、売却にかかる諸費用も確認を。

妻が1人暮らしになったときの貯蓄残高、自宅の売却額などによって、住み替えの予算も変わってきます。年金の概算は年金事務所で調べることが可能です。長生きすることを前提として、サ高住の予算を検討してみてくださいね。

ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹さん

(2022年7月23日号より)

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