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比叡山の山頂に、バラをはじめ四季折々に美しい花が咲き、京都や琵琶湖の景色が楽しめて、陶板で再現された名画も展示されている『ガーデンミュージアム比叡』があります。

季節の花々やハーブが咲く園内で、陶板で再現された絵画を鑑賞

『ガーデンミュージアム比叡』は、「ローズガーデン」のほかに４つのお庭「花の庭」「睡蓮の庭」「こもれびの庭」「香りの庭」や、「藤の丘」「プラタナス広場」「展望塔」など見所がいっぱい！

テーマごとのお庭が綺麗で、「睡蓮の庭」には睡蓮の咲く池、藤のからまる太鼓橋、シダレヤナギ・アヤメ・ショウブなどモネが愛したモチーフが取り入れられ、彼らが思い描いた日本風の庭園を再現しているそう！

アーチと両側に広がる花壇が美しい「花の庭」は、モネがフランス・ジヴェルニーに作った自宅庭園をモチーフにしていて絵の具箱のようにカラフルな花が咲いていました！

モネや、ルノワールやセザンヌ、ゴッホが夢見た自然の風景を再現しているそう。しかも印象派の絵画が各所に陶板で再現されていて、風景とピッタリ。

陶板というのは半永久的に変色、褪色、変形することがなく、原画の持つ質感を再現した焼物なんだそう！園内の名画陶板は45点ほどあり、触って筆使いや作品の質感、大きさを感じ取れます。立体的だし触っても良いとのことで、身近に感じられて楽しかったです。

素敵な展望塔から360°のパノラマを見渡せました！

『ガーデンミュージアム比叡の展望塔』は、1959年に完成。地下1階地上4階、塔屋1階の本館(現展望塔)と地下1階地上1階の別棟(現カフェ、ギャラリー)から構成される建物で、今は最上階回転床は止めているそう。(動いている時にも来たかったなあ！)

展望塔は晴れ渡った日に伊吹山や白山連峰、大阪湾などを望むことができるそう！で上がってみました。昭和30年代に建てられたのでエレベーターがなく階段を歩いて上がりました。

随所に写真等が飾られていて、その中に『ジヴェルニーのモネの家』『池の庭』藤棚のある太鼓橋の写真等もあり、写真と『睡蓮の庭』と、陶板名画に描かれたいた太鼓橋が、そっくりだった事を思いだしました(凄い再現力！)

展望塔最上階は、ぐるっと歩いて回れるので、360°のパノラマが楽しめました。比叡山頂のこちらの展望塔からだと上から京都のみならず滋賀の街並み等も見渡せて心が晴れ晴れでリフレッシュ！

展望塔円柱に飾られていた『いばら姫』モニュメントは、美しくて立体的で、ゴージャスで素敵！『いばら姫』は、バレエで上演される「眠りの森の美女」の原作なので場面が思いおこされて陶板1枚1枚をじっと見てしまいました。

カフェ、図書室、ショップ、写真スポット等も！

別棟1階にはカフェがあります。デッキからはびわ湖・京都市内が見渡せて、食事や焼きたてのパン、ケーキが頂けます。座席を確保してからレジで注文・会計するシステムで、このときはフードメニューのラストオーダーが終了していたので、ケーキセットを注文。

お好みのケーキとドリンクのセットで、ドリンクはコーヒーや、紅茶、ハーブティー、フルーツジュース等のソフトドリンクから選べたので、私は『りょうおもいモンブラン』(「りょうおもい」というかぼちゃを使ったモンブランクリームのケーキ)とオリジナルハーブティーをチョイス。

こちらのハーブティーは、8種類のハーブをブレンド。香りと風味を楽しむ為にホットのみで、香りが良くて爽やかで、かぼちゃのモンブランクリームによく合いました。

この他にもまだまだ見所がいっぱい。ギャラリー、『森の図書室』と『無料休憩所』ミュージアムグッズやおしゃれな雑貨があるショップ、体験工房、写真スポット、占いやドライフラワーの香りを楽しめるコーナー等もありました。テーマ毎のお庭も綺麗で各所に陶板絵画やいろいろな飾り付け等もあるし、京都や琵琶湖を見渡せたりで丸１日観て回っても、時間が足らないかも。

今度は雄大なびわ湖を眺めながらプラタナスの木陰で休んだり、各絵画の音声ガイドも聞きながらゆっくり巡ってみたいです。