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京都市営地下鉄東西線「東山」駅から徒歩２分にある「SAVON’S BAKE FACTORY TAMAYURAN（サヴォンズ ベイク ファクトリー タマユラン）」さんは、築130年以上の町家を改装したカフェです。

以前は左京区浄土寺にお店がありました

TAMAYURANさんと私の出合いは、私が京都に転居してきたばかりの7年前でした。当時からお散歩好きだった私は、お散歩途中にたまたまお店を発見。ご飯の美味しさとお店で飼われている猫の可愛さと居心地の良さが好きで、定期的におじゃまするようになりました。当時は「おうちごはんcafeたまゆらん」という店名で浄土寺のあたりにお店がありました。

コロナ禍の休業をはさんで、お店は昨年2022年に現在の東山三条の地に移転オープン。移転後なかなか訪問する機会に恵まれなかったのですが、やっとうかがうことができました♪

築130年以上、防空壕が残る町家cafe

築130年以上の町家を改装してカフェをされているこのお店、地下に防空壕が残っており、そちらも改装してお席として利用されています。私は今回初めて防空壕のお席を利用しました。入口が少し狭く下りていくのにドキドキしましたが、中に入ってしまうと思ったより広く静かで落ち着く空間になっていました。また、地下だからかひんやり涼しくて夏は特に快適だろうなと思いました。隠れ家というか、静かなところでゆっくりしたいときにはとても良い場所だなと感じました。

ごはんもスイーツもどちらも美味しい！

TAMAYURANさんの魅力は何といっても「ご飯もスイーツもとても美味しい」ということ。欲張りな私はご飯もスイーツも両方食べたいので、しっかりお腹を空かせてうかがうことにしています。

今回はまず、「TAMAYURANのごはんプレート」をいただきました。こちらはメインを選ぶことができるワンプレートごはん。私はがっつり食べたい気分だったのでメインに「オリジナルフライドチキン」をチョイス。スパイスの効いたさっくり揚げ衣に柔らかい鶏肉がマッチして、とても美味しかったです。ご飯が雑穀米なのも、個人的には好きなポイントです。

そして、ごはんの後はお待ちかねの甘いもの。スイーツは定番のプリンやチーズケーキ、ショコラテリーヌなども美味しいのですが、私が必ずと言っていいほど頼んでしまうのは「季節のパフェ」。季節ごとに変わる旬の果物を使ったパフェなのですが、うかがった時期は「いちご」でした。

いちごの爽やかな香りとジューシーな甘さにバニラアイスと生クリームの優しい甘さ、いちごアイスの甘酸っぱさといちごジュレのさっぱりした後味。う～ん、美味しい！！店長さんによると、パフェのこだわりは「余計なものを入れない」ということだそうです。旬の果物をしっかり味わえるよう工夫されたパフェは、サイズもしっかりボリュームがあって大満足でした。

なお季節のパフェは、6月に「メロン」、6月後半から7月に「モモ」に切り替わるそうです。その後も旬に合わせて使用される果物は変わっていく、とのことです。

猫と人の「縁」をつなぐ場所

TMAYURANさんでは、旧店舗の頃から保護猫活動を支援されています。これまでTAMAYURANさんを通じて「ずっとのお家」が見つかった保護猫さんは数えきれないほどです。現在の店舗でも、毎月第三土曜日のカフェ営業終了後に譲渡会を開催されているそうです。店長さんいわく「譲渡会というか、サロンのような雰囲気」とのことで、少ない人数でお茶をしながらゆっくり猫と人が「お見合い」することでスムーズに譲渡に至るケースも多いとか。カフェの場が猫と人との「縁」をつなぐ場にもなっているって、とても素敵だなと思いました。

ごはんやスイーツが美味しいのはもちろん、防空壕があって、ときどき猫が居て、保護猫活動もされているカフェ「SAVON’S BAKE FACTORY TAMAYURAN」さん。移転しても、お店の雰囲気というか居心地の良さは変わってなくて、ほっこり癒しの時間を過ごすことができました。次はパフェがメロンに切り替わったころ、訪問したいと思います。