• HOME
  • WEBフレンド
  • 近くて旅行気分を味わえる「しょうざんリゾート京都」

近くて旅行気分を味わえる「しょうざんリゾート京都」

WEBフレンド

おきくプロフィール
2023年7月14日 

京都洛北にある『しょうざん』には子どもの頃から前を通ったり、結婚式参列で行ったりで楽しい思い出がいっぱい。鷹ヶ峰の山々を借景に、さらに手をほどこした3万5000坪の庭園の中に『しょうざんリゾート京都』はあります。

ブライダル結婚式場、日本庭園、料亭等があり、いつか泊まってみたい会員制リゾートホテル、テレビ番組で見たことがあるラグジュアリーリゾートホテルもあったりで、久しぶりに行ってみたいと思ってました。宿泊者以外でもレストラン等は利用できるし有料で庭園が見学出来る事を知り、行ってみました。

市バス「土天井町」停から徒歩約5分。無料駐車場もあります。

京町家の落ち着いた空間でランチを頂きました!

レストランを利用すると、庭園の入園料500円がお食事割引で300円になるそうなので、まずはランチへ!(ランチが食べたいだけかな!)

鳥料理と和食『わかどり』さんの名物は、四季の旬菜とやきとり・鳥料理。鳥&和食好きの私はどうしても頂きたかったので当日電話で予約して行きました。

『わかどり』の建物は、明治期に建てられた材木商の邸宅を移築した京町家「松峰邸」

ランチタイムメニューは、一品料理や御膳等がありました。御膳各種は・小鉢3種・サラダ・ご飯・味噌汁・漬物・デザート付き。『いろどり御膳』や『鶏ももむしり焼き御膳』も素敵だし『鶏カツ丼御膳』や『旨だれソース鶏カツ御膳』にも心ひかれましたが、私は『親子丼御膳』(1430円)、夫は『名物だれの鶏唐揚御膳』(1650円)にしました。

小鉢の「山菜の炊いたんやお浸し」等は子どもの頃、周山に山菜をとりにいっていた私にはとても懐かしい。素朴で野趣味がありながら灰汁ぬき等も丁寧にされているようで、とても上品!お出汁や塩加減も良くて、夫の白ご飯を少し頂きました。

御膳各種には小鉢3種がつきます!

『親子丼御膳』は卵のフワフワ感が鶏とご飯と良く馴染み、また鶏はお出汁の加減もよく、弾力もあり食べやすかったです。「親子丼は庶民的」と思っていた私でしたが、『わかどり』さんで味わってみて、親子丼は日本の文化だなあと思い直しました。

親子丼御膳(1430円)

御膳にはサラダ、お味噌汁やお漬け物がついているのですが、いずれも美味しくて、中でもお味噌汁が私の好きな赤出汁で、お出汁とお味噌の加減が良くて味わい深く頂きました。

『名物だれの鶏唐揚げ御膳』の唐揚げも味見させて貰ったら、表面はカリカリ、鶏はふっくらジューシィ!下ごしらえや味付けが丁寧にされているようで食べやすくて雑味がなくて鶏肉そのものの旨味にも溢れていて沢山食べたくなりました。

親子丼を頂いたあと素敵な町家空間でまったりお茶を頂いてたら、『デザート』が運ばれてきました。季節によって違うそうなのですが、この日私が頂いたのは『桜餅』。中のクリームがホイップクリームとアイスクリームを足して良いとこどりをしたような濃厚さと、口どけ。そして、私の大好きな粒餡!上品な甘味に、ほどよい粒加減。(追加で注文したい!)

御膳各種にはデザートがつきます!

次回ランチは、旬の魚介や唐揚げ、焼鳥等いろいろ頂けるおすすめ膳とコース料理が頂きたいなあ。(『おすすめ膳』とコース料理は前日の17時迄に予約が必要。今回は当日電話したので予約不可でした)

北庭園には紙屋川が流れ茶室や屋敷が点在し、北山杉も見学しました

『わかどり』さんから自然豊かで素敵な庭園の中を通って「庭園受付」へ。庭園は有料で、『わかどり』さんのレシートを見せるとお食事割引で北庭を拝観出来ました。

北庭入り口『福徳門』  入園は一般500円(お食事割引300円)

『福徳門』から中に入ると沢山の北山杉が並びます。庭園内は北山台杉や紀州石などがあり、楓や足元の苔の新緑が目と心にしみます。『しょうざん』にある3000本の北山杉はすべて北山から移植されたそうで、こちらの北庭は樹齢450年という古木を混えた回遊の道になっていました。毎日丹念に、お手入れされているそうで、どこもかしこも美しい豊かな自然でありながら整然としていて、吹き抜ける風も爽やかで清々しく、森林浴のように気持ち良くてリフレッシュ出来ました!

伸びゆく京都府の象徴『北山杉』

北庭には茶室や迎賓館が点在しており、中には入れませんが外から眺める事が出来るのも嬉しい。いずれの館や茶室も素晴らしく風景に溶け込んでいて『おとぎ話』に出てくる絵のように美しいです。

酒樽茶室(さかだるちゃしつ)。実際に使用されていた大きな酒樽を切って茶室にしたもので、粋人は霧吹きで樽に酒をしみこませて香りをたのしみつつ茶事を催されたそう。(私なら酔っぱらうなあ!)

竹筆でのお習字体験、珍しい山野草や盆栽も見れました!

北庭を出て『茶花園』にも行きました。こちらは無料で入れました。お茶室に飾ってあるような『茶花』や、一鉢で世界を現しているような『盆栽』もあって見ているだけでも楽しい。葵祭で飾られている『双葉葵』や葉っぱの上に筏が乗っているように見える『花筏』もあり、私には沢山の思い出が蘇りました。

双葉葵はハートの形の葉っぱが可愛い!葉が二つ並んでいて、そこから花が咲き実がなります。葉を3個あわせて図案化したものが「三葉葵」徳川家の「葵の御紋」だと、昔、下鴨神社でうかがいました。
自然の縮尺 『盆栽』の数々

北山磨丸太等もありました。北山杉は600年以上の歴史をもち、仙洞御所、桂離宮、修学院離宮などに用いられた朝廷御用木で「京都府の木」に指定されているそう。北山磨き丸太等は、親戚が材木屋さんだったこともあり身近でしたが、最近は見かけることも減っていたので思わず見入ってしまいました。この他にも、「しょうざん」のお庭の竹で造った竹筆で、お習字(無料体験!)をさせて貰ったりで、とても貴重な体験でした。

写真の左奥にあるのが、左から北山絞丸太・北山磨丸太・北山垂木。美しく磨きあげらた木の肌の光沢や模様(絞り)が美しい! 手前に並んでいるのは四方竹筆(しほうたけふで)。

『しょうざんリゾート京都』は四季折々の自然を楽しめたり旬のお料理や私の好きな鳥料理も頂けるし、夏でも市内より2~3度気温が低いそう。

『工芸館』では、京都の有名なお菓子をはじめギフト品やお土産物、服やバック、お茶会に必要な懐紙や古袱紗まで揃っていて、お買い物も楽しめそう。家から近くてリゾート&旅行気分が味わえるから、時々ランチして、お散歩やイベント等にも行きたいです。

しょうざんリゾート京都

京都市北区衣笠鏡石町47
TEL: 075(491) 5101
https://www.shcozan.co.jp
営業時間等はHPから確認を

プロフィール

おきく

在住エリア:京都市上京区
メインテーマ:スポーツ・レジャー施設
ワクワクする生活を送れるよう、大人のちょっときになる情報を、見て聞いて体験して、お伝えしたいです。
好きなことは、ダンス、水泳、トランポリン等。そして、食べることです。
一緒に、面白いことを探していきましょう。