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「お西さんを知ろう!」―お坊さんのガイドで西本願寺を見学

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大好チヨ子プロフィール
2023年2月16日 

京都には多くの立派な神社仏閣があり「西本願寺」もその一つ。
幾度となく参拝していて、埋木(うめき。床などを修繕をするとき欠損部分に埋める木)について調べていたところ、お坊さんが境内を案内されるツアーがあると知り、面白そうなので参加することにしました。

西本願寺さんの埋木は形が様々で見つけるのもまた楽し(写真の中に7個ほど確認できます)

「お西さんを知ろう!」と銘打ったツアーは、10時~・11時30分~・13時45分~・15時30分~ と1日4回開催
無料で予約もいらず、所要時間約30分というのも魅力的ですね。

ツアーの集合場所は、御影堂門から入って右手の総合案内所

参加したい場合は、御影堂門を入ってすぐ右手にある「お茶所(総合案内所)」集合とあったので中に入ってみると、そこに案内の看板が!

私は、15時30分から参加しようと待っていると、ほかにも参加希望の方々が次々―約15人ほど―集まっていらっしゃいました。

私は西本願寺のホームページで知りました

まずは本願寺の歴史から

開始時間になると、バスガイドさんの様な小さな手旗を手にお坊さんがやってこられました。案内をしてくださるお坊さんは日によって違うそうなので、それぞれの方で違った見どころの説明が聞けるというのも楽しそうです。
まずは、浄土真宗本願寺派の本山である本願寺の歴史や、浄土真宗を開かれた親鸞聖人の生涯についてのあらましを教わり、西本願寺と東本願寺が今日並んで存在するまでに至ったいきさつを知ることができました。

お寺の「経蔵」にたくさんの経典が納められていることや「鐘楼(しょうろう)」が焼失から免れた建物であることなど、10分ほどの説明はわかりやすく、内容の濃いものだったので、今まで漠然と参拝していた境内の建物がどういったものなのか、今後は少し知識を持ってお参りできます。

1617年の失火で焼失せず残った「鐘楼(しょうろ)」

阿弥陀堂へ移動

解説の後は、お坊さんについて「阿弥陀堂」へと移動。
阿弥陀堂には、阿弥陀如来の木像と、両側にインド・中国・日本の高僧、さらに法然聖人と聖徳太子の影像が安置されているなど、昨年修復を終えられてきれいになったお堂の中で解説していただけました。

お坊さんについて行きます

お堂に入る前に「喚鐘(かんしょう)」という小型の釣鐘について、どのような鳴らし方をするのか教わったのですが、鳴らせるようになるには技術が必要で、鐘に見立てた丸太を何度も叩いて練習をされることなど、お坊さんならではのエピソードも聞けたのは面白いなと思いました。

半鐘(赤の矢印) 練習用丸太(黄の矢印)

阿弥陀堂のなかでツアー終了となった時、時刻は16時。丁度お勤めが開始されるタイミングとなったので、事前に説明を受けた「喚鐘」を叩かれる大きな音を実際に聞くことができました。

ツアーは途中で抜けても構わないですが、15時30分のコースの時は、終了後お勤めが始まるので、そのままお参りさせていただくこともできました。

24種ある「024(オニシ)」カード

「お西さんを知ろう!」ツアーのもう一つのお楽しみが、「024(オニシ)」カードです。ツアーに参加すると1枚いただけるのですが、24種すべてを集めると何かプレゼントがあるとか。今回私がいただいたカードは「④御影堂」でした。

カードはホログラムでキラキラ

現在、法要準備中で「御影堂」はしばらく非公開ですが、通常はこちらもツアーのコースにあるようなので、後日ツアーに参加して、ほかのお坊さんのお話もぜひ聞いてみたいと思います。

御影堂

龍谷山本願寺(西本願寺)

京都市下京区堀川通花屋町下ル
TEL:075(371)5181
https://www.hongwanji.kyoto
開門時間等はHPから確認を

プロフィール

大好チヨ子

在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。