5~6年前、「ニュイ・ブランシュKYOTO」というイベントが開催されているのを初めて知りました。
「ニュイ・ブランシュ」とは、パリで秋に開催されるアートの祭典のことで、コンサートや現代アートなど文化的イベントを夜を徹して行うもの。パリが京都と姉妹都市であることから着想を得て、2011年から京都でもニュイ・ブランシュKYOTOが開催されるようになったそうです。
今年の開催は10月1日だったのですが、一部のイベントはその前後にもあります。
当日のプログラムの様子を少し紹介
10月1日当日は、33会場でイベントが行われました。
私も真剣に回ってみたのは今年が初めてでしたが、一夜限りなので、33会場すべてを回ることは不可能。今年は岡崎周辺を回ることにしました。
午後4時に地下鉄蹴上駅からスタートし、「①ヴィラ九条山」→「②無鄰菴」(事前予約)→「③京都市京セラ美術館(美術館前広場)夢浮橋」→「④白川親水テラス」と鑑賞しました。
美術館なども公開されていたのですが、今回は①②を重視したので早々にタイムアウトとなり、京都市京セラ美術館は外の作品鑑賞のみでした。
10月1日以降も続くプログラム
ヴィラ九条山で制作されたセリーヌ・ライトさんの「コクーン・シェルター」は、京都市京セラ美術館内の多目的室で展示。提灯のように組んだ竹に和紙を張った、大きな繭のような作品に入ることができました。シェルター内は波の音と海辺の映像で、妙に落ち着く空間でしたよ。
無鄰菴の夜間公開は一日限りでしたが、フィリップ・ニグロさんデザインの椅子は10月30日まで洋館の中で展示されます。座るだけでなくインテリアとして置きたいような素敵な作品でした。
当日時間切れで行けなかったロームシアター京都のロームスクエアは、翌日行ってきました。
フランスのグラフィックデザイナー:ギョミットさんのグラフィックアート展示。この作品は作品の横に設置されたポスターからスマートフォンアプリ(無料)をダウンロードし、スマートフォンのカメラをグラフィックアートにかざすと拡張現実のゲームが楽しめる楽しい作品でした。
平面作品から映像の動きが観られるなんて、現代アートならではの作品ですね。
壁に掲げられた作品は、2階まである大きなサイズで少し淡い色ですが、ゲーム画面のグラフィックアートは、色が鮮やかでポップな作品でした。次々登場するユニークな動きの昆虫たちを、枠から出ないようにタップする簡単なゲームだったので、子どもたちでも一緒に出来そうでした。
他のエリアでもイベントがあります
このほか、京都市と共に主催元となっている「アンスティチュ・フランセ関西」では、子ども向けのワークショップなども10月29日までに何度か予定されていますし、四条通東洞院地下道は月末まで作品展示があるようなので、会期中に観に行こうと思っています。
12年続いていますが、私もまだまだ未知のイベント。これからは毎年チェックして、深堀してゆきたいと思っています。
ニュイ・ブランシュKYOTO2022
TEL:
075(222)3072(京都市総合企画局国際交流・共生推進室)
075 (761) 2105(アンスティチュ・フランセ関西)
https://nuitblanche.jp/
開催情報はHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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