「八つ橋庵とししゅうやかた」で生八つ橋の手づくり体験と、併設の「ししゅう美術館」を観賞してきました。場所は、西京極運動公園の近くで、阪急「西京極」駅から歩いて約20分。
私はお抹茶と生八つ橋を頂くのが好きなのですが、コーヒーと「八つ橋庵」さんの「粒あん入り生八つ橋」をおやつに食べるのも大好き。で、「自分で作ってみたいな」と今回は生八つ橋を生地づくりから体験しました。
生地から生八つ橋を手づくり
今回体験したのは「生地から作る生八つ橋手づくり体験」(60分、1人1400円)です。 ※2人以上で申し込み
まずは米粉、もち粉、砂糖、水を混ぜて生地づくり。蒸す、練る、つぶすなどの工程を経て、麺棒で伸ばして切ったら、生八つ橋の生地が出来上がり。「あん」を包んだら完成!
材料も道具も作り方も全部用意されていて、しかもベストなタイミングをスタッフの方に教えてもらえたので、どんどん作れて大人の私でも楽しめました。
味は「つぶあん」「抹茶」「焼き栗」の3種類。作った生八つ橋は持ち帰れました。食べてみると、柔らかくて、もちもちしてて、いつもより美味しいかも!
「八つ橋庵とししゅうやかた」では、ほかにも「本格お豆腐づくり」「七味づくり体験」などもあるから、いろいろ体験してみたいです。
圧巻!「京ししゅう美術館」を見学
本館2階には「ししゅう美術館」がありました。「花鳥風月」をテーマにした四つの展示室があります。約80点の作品が、さまざまなテーマごとに分かれて展示されていました。
美しい非常に細い絹糸や金糸、銀糸などを使った立体的な刺繍が施されていて、素晴らしい美術品!
それぞれ絵画や写真、シルクスクリーン、あるいは3Dプリンターを上回るのではないかと思えるほどの精巧な京刺繍作品の数々が展示されていて、目を見張りました!
刺繍は、獣皮と魚骨針で縫い合わす裁縫技術で、やがて模様を飾る技術として完成されたそうです。京都では、祇園祭での鉾や山の飾りや能・狂言の装束、友禅染めや袱紗等でも見かけますが、こんなに一堂に並んだものを見るのは初めてで、いずれもとても上品な輝きがあり綺麗で美しい!
印象的だったのは、「富嶽三十六景」や京友禅×刺繍『和バーガー』。このほかにも美人画、鳥や花や風景などいずれも素晴らしい美術工芸品で、目の保養になりました。
製造過程動画や道具等も鑑賞しました
京都では刺繍で飾られた小物から緞帳(どんちょう)まで見かけます。用いる色糸は2000色に及び、30通りもの技法があるそう!
日本の刺繍文化は飛鳥時代からあり、当時は仏画に刺繍を施す貴重な品。平安時代に都の貴族達が刺繍を施した衣装を着るようになり、京都で刺繍の技術が発達したそうです。
その伝統は今にも受け継がれていて、京都は西陣はじめ繊維業界の方がとても多いですよね。かつて私の実家も縫製関係で親戚が帯を織っていたり近所でも友禅染等をされていました。
紹介されている刺繍のいろいろな技法を見ていると、技術の高さと一針一針の美しさに心を奪われます。
ネーム刺繍や買い物も楽しめます
1階の売店では自家製生八つ橋や八つ橋シュークリームなどのお菓子も。種類も豊富で、お土産にぴったり!
ネーム刺繍の受付や、刺繍された作品や絵画等も販売されていました。
八つ橋庵とししゅうやかた
京都市右京区西京極西衣手36番地
TEL:075(313)2151
http://sisyu.yatuhasian.jp/
営業時間等はHPから確認を
プロフィール
おきく
在住エリア:京都市上京区
メインテーマ:スポーツ・レジャー施設
ワクワクする生活を送れるよう、大人のちょっときになる情報を、見て聞いて体験して、お伝えしたいです。
好きなことは、ダンス、水泳、トランポリン等。そして、食べることです。
一緒に、面白いことを探していきましょう。
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