幼かった息子たちを美術館・博物館によく連れて行ったので、三男も美術館・博物館好きに。そんな三男に教わったのが「京都大学総合博物館」。自然科学系が好きな私にも魅力的な博物館に思えたので、入館予約して行ってきました。(事前予約制は7月末まで)
大迫力・リアルな展示物がいっぱい
館内に入り、向かって右「自然史展示場」に進むと、地層や化石の標本が並び、中央に大きなナウマンゾウの頭部化石のレプリカが「ど~ん」とお出迎え。大迫力です。レプリカだけでなく牙の化石は本物で、大人の私でも抱えきれないサイズなので、ナウマンゾウがいかに大きかったかが実感できました。
霊長類の研究でも有名な京都大学なので、サルに関するコーナーもありました。「サルは味がわかるの?」など、理解しやすい身近なテーマのレポートと共に、サルの行動を分析した愛くるしい映像も楽しめました。
ワクワクする館内巡り
薄暗い展示室をさらに進むと、森の中の様な気配になってきました。遠くから聞こえているなと思っていた鳥の鳴き声が次第に近くなり、やがて…
「わ~!」目の前にいきなり大木登場。なんと一階の展示室から二階の床を突き抜けてさらに伸びています。これはすごい!鳥の声はここからでした。
「ランビルの森」の巨大ジオラマでは、生物活動が盛んな熱帯雨林、マレーシアのランビルの森が館内に再現されていて、それにまつわる研究レポートや標本が展示されていました。
この樹はタパンという90mにもなる高木。調査のために設置された、地上30m部分のツリータワーとウォークウェイと呼ばれる釣り橋の縮小模型も設置されています。熱帯雨林の鳥の声と共に再現してあったのでした。
古地図や発掘品など、幅広いジャンルの展示品
「自然史」(1階~2階)のコーナーから「技術史」(2階)「文化史」(2階~1階)と、展示は続き、京都の古地図が100年刻みで比較出来たり、京都で発掘され復元された出土品など、考古学好きな方にも楽しめる展示でした。
展示品が多岐にわたっていて、それぞれのコーナーのレポートをすべて読んでゆくには、時間がいくらあっても足らない程。
楽しく学べるイベント―こども博物館
土曜日に行ったので、入口エントランスで「子ども博物館」が開催されていました。不定期ですが、テーマを変えてほぼ毎週開催されているそうです。
毎回4種類のブースを設け、京都大学の院生さんたちが、テーマに合わせてお話やゲーム・標本の解説などしてくださるので、熱心にメモを取りながらお話に聞き入っている子どもたちを見かけました。
騎士になってお城をゲットするボードゲームなどもあったので、子どもたちは、すべてのブースを回ったり、ゲームに勝つまでチャレンジしたりと、各々のペースで楽しむそうです。一番人気は、生物標本の時で、常連さんの子どもたちもいるとか。こんな楽しい体験ができるなんて、子どもたちが羨ましい!
魅力的なミュージアムショップ
館を出る前に目に留まったのが、ミュージアムグッズのコーナー。
本物の化石や砂・元素記号のタオル・脳トレできそうなゲームや工作・書籍など博物館らしい、知的好奇心をくすぐられるようなものが豊富に揃っていました。
ミュージアムショップ好きなので、珍しそうなものを買ってみました。宇宙乳酸菌入りって、どんな味かな?
「京都大学総合博物館」は、前身である「文学部陳列館」が1914年に開館した、歴史のある大学博物館。資料も豊富で見ごたえがあり、有意義な一日を過ごさせていただきました。
京都大学総合博物館
京都市左京区吉田本町
TEL:075(753)3272
https://www.museum.kyoto-u.ac.jp/
営業時間等はHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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