目の前に「長岡宮」が出現!史跡でAR体験

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大好チヨ子プロフィール
2022年8月8日 

以前向日市で「向日市をぐるっと一周 歩くガイドマップ」を頂き、その地図で目的地を探していると、古墳や史跡が多いことに驚きました。

長岡宮の史跡が残る向日市

その昔、桓武天皇が平城京から都を移した長岡京は、平安京に都が移されるまでのおよそ10年間、政治や文化・経済の中心でした。その長岡京の都の北側にあった「長岡宮」の史跡が向日市に残っているとのことです。

何度か散策していたあたりなのですが、地図上に面白いものを見つけました。「AR長岡宮」とは一体何だ?
ひょっとして今流行りの仮想体験では?
ならば、是非体験してみなければ。
というわけで、その「AR長岡宮」スポットに行ってみることにしました。

いざ出発‼「AR長岡宮」

行きやすいスポット「朝堂院跡」のある「史跡朝堂院公園」までは、阪急西向日駅北出口を出て北へ徒歩1~2分。入ってすぐのところで見つけた長岡旧跡の説明書きの左には、現在地が記され、説明書きの右下に、スマートフォンの体験スポットであることが書かれたプレートがありました。

右下にある小さいプレートに「AR体験」の説明書きがある

「AR長岡宮」というアプリ(無料)が必要だったので、その場でダウンロードして、スマートフォンをかざしてみるとあら不思議!その場に仮想空間が…

スマートフォンに表示されたAR(拡張現実)画面。芝生上に赤い柱が現れた

実はあまり操作になれておらず、写真が上手く撮れておりませんが、スマートフォンを別の角度でかざしたり場所移動してみると、長岡宮の建物が出現しました。

ちなみに、「VR(フルCG)長岡宮」というのもあるので、そちらも試してみました。

「VR長岡宮」で画面を出している様子

目の前には、南門から楼閣への回廊が、史跡として再現してあったので、現実と仮想を自分なりに上手く利用してイメージを膨らませると楽しいですね。

実際に見える史跡の様子

他にもあるARスポット

そこから徒歩10分程度北へ進んで、別のスポット「史跡大極殿公園」へ。

緑豊かな公園、遊具もありました

文字通り、こちらが「大極殿跡」。史跡と手前の地図と対比しながら公園内を歩くと、実際の建物の大きさなどが実感できる公園になっていました。

公園内の地図で、旧建物のどこにいるか確認できる

こちらも「AR長岡宮」スポットなので、スマートフォンで、操作すると、同じように大極殿の建物を見ることができました。

大極殿公園の手前でAR長岡宮が現れました

公園内には、実際に朱塗りの建物が復元されており、さらに「AR長岡宮」で仮想体験して、臨場感を味わえる気がしました。

「AR長岡宮」スポットは他に「内裏(だいり)公園」「内裏内郭築地回廊跡(旧上田家住宅)」「築地跡」「南内裏公園」があります。このアプリを使えば、人物カメラという機能で長岡京ゆかりの人物と写真が撮れるようなので、史跡で誰かと一緒に撮影してみるのも面白そうです。

私はまだまだスマートフォンの操作もおぼつかないですが、実際のスポットに立ってARやVR体験ができる、現代だからこそ味わえる史跡巡りも楽しいものだと思いました。

AR長岡京

〈問い合わせ〉
向日市文化財調査事務所
TEL:075-931-9901(代表) 
https://www.city.muko.kyoto.jp/rekimachi/apps/1441755834583.html


史跡朝堂院公園
向日市鶏冠井町山畑

大極殿公園
向日市鶏冠井町大極殿26-28

プロフィール

大好チヨ子

在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。