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マイスターが焼き上げる「ズーセス ヴェゲトゥス」のバウムクーヘン

WEBフレンド

トモリロプロフィール
2022年3月4日 

休日に家族でお茶をしようと準備していると、見慣れないキュートなお菓子がテーブルに。

なにこれ~、めっちゃかわいいやん!!

「はちみつバウムクーヘン」は量り売りで、100g 648円。
このサイズ(1段)なら、800円前後になるそうです。

てんとう虫の焼き印がいっぱい並んだ、焼き菓子でしょうか? 初めて見るお菓子です。

それは家族が買ってきてくれた、中京区にある「ズーセス ヴェゲトゥス」さんのバームクーヘンでした。

てんとう虫は、私たち夫婦の営む飲食店のトレードマークでもあり、ことさらに思い入れのあるモチーフです。てんとう虫の焼き印に運命の出合いを感じつつ、手に取ってみると、ずっしりした重さと漂うナチュラルな雰囲気。食べる前から、私好みのお菓子にちがいないという確信をもちました。

夢中で食べてしまったので切り口の写真なども撮り忘れたのですが、予感通り、私好みのお味でした。

良質の小麦生地をこんがり焼いた時に感じる、あの特有の香ばしさが広がり、素材の良さがじわじわと伝わってくるおいしさでした。

お店のしおりもかわいい。中にはバウムクーヘンの製造工程も書いてありました。

こちらのバウムクーヘンはドイツで製菓マイスターの称号を取得された店主さんが焼いておられるそうです。やさしい甘さで、とても食べやすいバウムクーヘンでした。

昔読んだ絵本の中に、森の中で動物たちが大きなカステラを焼くシーンがあったのですが、食べている時になぜかそのシーンが思い浮かびました。マイスターのお菓子と絵本のカステラを比べるなんて失礼な話ですが、私の中でその絵本のカステラは手作りのおいしいお菓子の象徴になっています。このバウムクーヘンが手作りの魅力にあふれるナチュラルなおいしさだったので、そのイメージと重なってしまったのです。

もちろん、「ナチュラルなおいしさ」には絶妙な焼き加減や味のバランスなど、熟練された技が隠されているはずです。逆に言うと、マイスターの技があってこそ、手作りの良さが前面に出てくるのだろうなあ、と感心しながら味わいました。ごちそうさまでした。

ズーセス ヴェゲトゥス

京都市中京区夷川通御幸町北西角松本町575-2
TEL:075(634)5908
http://www.sv-baum.com/docs/index.htm
営業時間等はHPから確認を

プロフィール

トモリロ

在住エリア:京都市右京区
メインテーマ:野菜作り/食文化
京都生まれの京都育ち。外国人の夫と二人で小さな飲食店を営んでいます。趣味は、畑。美山に通って有機野菜を作っています。
畑には誰かに聞いてほしくなる発見がいっぱい。そんな畑ばなしや、食にまつわるアレコレを中心に発信します。