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知らなかった万華鏡の世界に驚き感動する「京都万華鏡ミュージアム」

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大好チヨ子プロフィール
2021年8月12日 

小さな穴から筒を覗くと、中のビーズやスパンコールが内蔵された三枚の鏡に映されて、一面に連続模様が見える…万華鏡、子どもの頃に作ったり覗いたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんな万華鏡が展示されている「京都万華鏡ミュージアム」が姉小路通りにあると知り、何年も前に息子たちを連れてゆきました。が、そこで観たものは今までのものと別格で、自分が知っていた万華鏡の世界がいかに小さなものであったかと、驚きの連続でした。万華鏡の中に無限に広がる魅惑的な世界に惹き付けられ、夢中で観て回ったのでした。

姉小路通りを烏丸通りから東へ徒歩5分ほどのところにあります

数年前から「博物館ボランティア」として定期的に伺っていますが、時折癒しの世界を求めて鑑賞のために行くことがあります。年に数回展示替えもあり、館が所蔵している万華鏡をいろいろ観たくて、今日も行ってきました。

館内入ってすぐのところに、特大のツボがあるのですが、実はこれも万華鏡

深さ1mほどもある巨大な壺

もう、この時点で驚きです。万華鏡って、小さなものとは限らないんだ…。
清水焼の壺の中はこんなにキラキラとまばゆい光で、吸い込まれそうになります。ゆっくりと動く万華鏡の光をずーっと眺めていると、時間の流れが止まって自分も光の中に導かれてゆくかの様に思えました。

壺の中で輝く万華鏡

万華鏡の中には3枚の鏡…と決めつけていましたが、2枚4枚の物もあり、4枚鏡が入ると四角い模様の連続になりますし、筒内すべてが鏡の様になっていれば、まるでワープする時の映像の様に、ぐにゃりとした不思議な像になります。

中の鏡の構造が全く分からない複雑なものもありました
展示品は、一つ一つ自分で覗いて鑑賞可能

筒をくるくる回して中の変化を楽しむものだけでなく、つまみを回したり、ライトをつけたりする操作の複雑なものは、ボランティアやスタッフの方がいろいろ教えてくださいました。

電動で動く作品は、宝石をちりばめたようにキラキラ

素敵な万華鏡を食い入るように眺めていると、自宅でも観たいと思うようになり購入したことがありますが、手作り体験だと万華鏡の構造も分かるので面白いです。30分程度で世界にたった一つの万華鏡を作ることができるそうです。

私が作ったのはドライタイプ(乾燥したパーツを入れる)

ショップでは、手ごろなものから作家さんの物まで購入もできます。美しいものを観ると心が和むので、私は、コロナ禍で外出自粛が続く東京在住の友の心を癒したくてプレゼントとして送りました。子どもたちと楽しんでくれたようです。

ポストカートやキーホルダーなども購入可能
音にも反応する不思議な万華鏡

「京都万華鏡ミュージアム」は小さなミュージアムで、万華鏡も決して大きなものではないですが、ある物は中の模様が無限に広がり、またある物は数えきれないくらい模様が変化するので、私にとっては、飽きることなく夢中で没頭できる世界といえます。一人でも入館しやすく、数年通っても観たことのなかった作品が登場するので、これからも通い続けたいミュージアムの一つです。

※特別に許可を得て撮影しています。

京都万華鏡ミュージアム

京都市中京区姉小路通東洞院東入雲華院前町706-3
TEL:075(254)7902
http://k-kaleido.org/
営業時間等はHPから確認を

プロフィール

大好チヨ子

在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。