味・見た目ともに季節感あふれる和菓子の名店が並ぶ京都では、選び放題なほど和菓子が種類豊富なのは、贅沢でありがたいことです。私は無知ですが、茶道のたしなみがある妹などは、その季節ならではの甘いもんを求めて、和菓子屋さんに通うことを、日々の喜びとしているようです。
私にとっては、少し敷居が高いかと思われた和菓子屋さんですが、以前友人から頂いた季節の和菓子がとても印象的だったので、その味を思い出して、水ようかんを買いにゆきました。
それは、建仁寺の西門を出て南側へすぐのところにある「かぎ甚」さんの「白味噌水ようかん」です。
しっかりとしたシックな箱入りで「山利白味噌使用」と書かれています。京料理の名店が愛用する「山利」の白味噌をふんだんに使用しているそうです。
箱の中には、まげわっぱ風の容器に入った水ようかん、そしてなんと和菓子には縁のないような「粉山椒」が入っていました。
容器のふたをあけると… なんと綺麗な白い水ようかんです。白味噌あんの水ようかんで、中央には柚子があしらわれています。
この容器ごと独り占めしたいところですが、2~3人分のサイズなので、家族と分けることにしました。割としっかりとしていて、型でくり抜ける硬さでした。
早速食べてみると、通常の水ようかんと異なり、確かに白味噌の風味と少し塩味が感じられますが、のど越し良く爽やかな水ようかん。そして、白味噌だからか柚子の風味が本当に良く合います。
「お好みでふりかけて」とある「粉山椒」を試しにふりかけてみると、ピリッと舌を刺激する山椒が水ようかんを包み込んで、後口すっきり。意外ですが、この和の取り合わせはちょっと癖になります。私は山椒の香りが好きなので、この後口が印象的で忘れられない味となりました。
この他、かぎ甚さんでは季節ごとの生菓子などを販売されていて、ばら売りの干菓子は好きなものをえらべるなど、気軽に和菓子を楽しむことができます。
また、お店の外観はリニューアルされていますが、看板や店内に並ぶ干菓子の型の数々が、大正10年創業の歴史を物語っていて味わい深いです。
この「白味噌水ようかん」は、8月末頃まで期間限定販売されるそうです。また、人気の商品は完売してしまうこともあるので、私は今回事前に予約をして購入しました。生菓子なども、確実に食べたいものは予約をしておくのがおすすめです。
御菓子司 かぎ甚
京都市東山区大和大路通り四条下る小松町140
TEL:075(561)4180
https://kagijin.jp
営業時間等はHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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