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京風から洋風まで、「京・美山ゆば ゆう豆」の湯葉を食卓のもう一品に

WEBフレンド

トモリロプロフィール
2022年1月19日 

ある日のこと、小さな一品が欲しいなあ、と冷蔵庫をゴソゴソしていて、いいものを見つけました!

南丹市美山町の友人からいただいた「京・美山ゆば ゆう豆(ゆうず)」さんの「われゆば」です。

「われゆば(白)50g」486円

京・美山ゆば ゆう豆さんは、南丹市美山町で京都の地場大豆から湯葉を作っておられます。

「われゆば」は文字通り割れた湯葉。カットわかめくらいのサイズ感で、細かくなった乾燥湯葉がパックに入っている友人おすすめの食材です。戻したり炊いたりしなくても、そのまま味噌汁や酢の物に入れて食べることもできます。

友人から「われゆばで簡単に佃煮が作れておいしいよ」と聞いていながら、もっぱら味噌汁に投入するばかりだったので、この機会に湯葉の佃煮を作ってみることにしました。

商品に付いていたレシピ集にあった「京ゆばの佃煮」は「え、本当にそれでいいの?」というくらい簡単でした。しょう油とみりん、酒を合わせて鍋で一煮立ちさせ、われゆばを入れて水分がなくなるまで焦がさないように炒る。以上。ふむふむ。やってみよう。

調理前、湯葉に対して汁気が少なそうに見えましたが、ちょうどいい感じにできました

我が家風にアレンジして白ワインと減塩しょう油で作ってみました。

15gのわれゆばに対して、白ワイン25㏄と減塩しょう油大さじ1杯くらい。調味料を鍋に入れて一煮立ちしたところに、われゆばを投入。最初は中火、最後は弱火にして、カラカラになるまで炒りました。レシピを参考にして仕上げに花かつおとすりごまを加えて、出来上がりです。

夫と2人で1膳ずつの七草粥と一緒に食べきれる量でした

高級感のある一品が、本当にあっという間にできました。この日はちょうど1月7日。佃煮のお味は上品で、七草粥のおともにぴったりでした。

でも湯葉自体がとてもやさしい味なので、今回はちょっと花かつおが目立ち過ぎた気がして、次にすりごまだけで作ってみたところ、私としては後者の方が気に入りました。

すりごまだけで仕上げた佃煮の2作目 

実はわれゆばをもらった時に、京・美山ゆば ゆう豆さんのいろんな種類の生湯葉も一緒にいただきました。「おさしみ」とか「汲み上げ」とか、生湯葉と言ってもいろんな種類があるんですね。食べ比べてみると、それぞれ微妙に食感が違います。

これはお醤油をかけて食べるだけではもったいないね、ということになり、いろんな食材と合わせてみました。

最初はシンプルに、オリーブ油と塩だけで。あとはオイルを変えてみたり、ドレッシングをかけてみたり、生ハムやアボカドなどと組み合わせたり。オードブル感覚でいろんな食べ方を楽しみました。

その結果は、湯葉って合わない食材は無いのかな?と思うほどハズレがなく、どれもこれもおいしかったです。

商品のしおりにもいろんな食べ方が紹介されていて、参考になりました

京都に生まれ育ちながら「湯葉は料理屋さんで食べるもん」という感覚で、自分では買ったこともなかったのに、意外に使いやすくてアレンジ自在だとわかり、湯葉が身近な食材になりました。

京・美山ゆば ゆう豆さんの本社工場は美山町にありますが、WEBでも注文可能だそう。また、東山区に実店舗もあるようです。お店では湯葉が買えるだけでなく、湯葉料理も食べられるそうなので、今度はお店に行って板前さんがこしらえてくれる本格的なゆば料理を食べてみたいです。

京・美山ゆば ゆう豆

南丹市美山町又林新道下16
TEL:0771(75)0019 
http://miyamayuba.com
実店舗の営業時間等はHPから確認を

プロフィール

トモリロ

在住エリア:京都市右京区
メインテーマ:野菜作り/食文化
京都生まれの京都育ち。外国人の夫と二人で小さな飲食店を営んでいます。趣味は、畑。美山に通って有機野菜を作っています。
畑には誰かに聞いてほしくなる発見がいっぱい。そんな畑ばなしや、食にまつわるアレコレを中心に発信します。