上達祈願のパワースポット

2020年12月30日 

シティリビング編集部

休日や仕事終わりに趣味・習い事でリフレッシュ。今回は、スポーツや音楽などにご利益のあるパワースポットを紹介します。レベルアップを願ってみては。


スポーツ上達

スポーツ選手や愛好家が訪れる「まり」の守護神をまつる神社

「白峯神宮」は、蹴鞠(けまり)と和歌の宗家・飛鳥井(あすかい)家の邸宅跡に建てられた神社。境内東側には「まり」の守護神として「精大(せいだい)明神」をまつる地主社があることから、サッカーなどの球技をはじめ、スポーツ全般の上達や勝利を願う人々が訪れています。また、蹴鞠はボールを落とさない事から、試験に落ちないようにと願う人もいるそう。

「精大明神」をまつる地主社。神前には、さまざまなスポーツのボールが奉納されています
※地主社(じしゅしゃ)とは…社寺が建立される際、その土地の地主神をまつるために建立された神社。白峯神宮の地主社には、五つの神がまつられています

白峯神宮

  • 京都市上京区今出川通堀川東入ル飛鳥井町261番地
  • TEL/075-441-3810
  • 拝観時間/8:00〜16:30
  • 地下鉄「今出川」駅下車、市バス「烏丸今出川」停から201号で「堀川今出川」停下車、徒歩約2分
華道上達

〝京都のおへそ〟と呼ばれる寺院には生け花発祥の地の碑が

六角堂の名で親しまれる「紫雲山頂法寺」は、境内に京都の街中の中心を示す「へそ石」があり、〝京都のおへそ〟とも呼ばれています。開祖は聖徳太子とされ、華道の家元・池坊(いけのぼう)が住職を務めることから、生け花発祥の地としても有名。池坊の門弟のほか、華道をたしなむ人々が上達のご利益を求めて通うとか。オフィス街にあり、市民の憩いの場にもなっています。

境内には、ここが生け花発祥の地と表す石標が。隣接する資料館(要予約)で、生け花の歴史に触れることもできます

六角堂

  • 京都市中京区六角通東洞院西入ル堂之前町
  • TEL/075-221-2686
  • 拝観時間/6:00〜17:00(夜の特別拝観期間を除く)
  • 地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩約3分
音楽上達

横笛の名手で日本初の雅楽作曲者、仁明天皇にあやかって

平安時代、嵯峨天皇の皇后が梅宮神に皇子の誕生を祈ったところ、仁明(にんみょう)天皇を懐妊。そのことから子授け・安産の信仰を集める「梅宮大社」。この仁明天皇は横笛の名手で、日本初の雅楽の作曲者としても伝わっています。以来、音楽芸能の神として仰がれ、さまざまな楽器の演奏者たちから注目されているとか。早春には約400本の梅の花が境内を彩ります。

「音楽芸能成就」のお守り。同封の白紙に願い事を書き、お守り袋の中にあるお札の後ろに入れて身に着けていると、願いがかなうとか

梅宮大社

  • 京都市右京区梅津フケノ川町30
  • TEL/075-861-2730
  • 社務所受付時間/9:30〜16:30
  • 地下鉄「四条」駅下車、市バス「四条烏丸」停から3号で「梅宮大社前」停下車、徒歩約2分
陶芸上達

清水焼発祥の地に鎮座、陶芸神社との呼び名も

清水焼発祥の地・東山区にあり、さまざまな陶器店が並ぶ五条坂。夏の「陶器まつり」でも知られています。そこに鎮座しているのが「若宮八幡宮」。陶祖神・椎根津彦乃尊(しいねつひこのみこと)を合祀(ごうし)することから「陶芸神社」としても親しまれ、陶芸が趣味の人や陶磁器業者が訪れているそう。訪れれば、新しい作品のアイデアが浮かぶかも!?

鳥居の横にある「清水焼発祥之地 五条坂」の碑。美の神様をまつることから、女性の参拝も多いそう

若宮八幡宮

  • 京都市東山区五条橋東5丁目480
  • TEL/075-561-1261
  • 社務所受付時間/9:00〜18:00
  • 地下鉄「京都」駅下車、市バス「京都駅前」停から206号で「五条坂」停下車、徒歩約5分
文章上達

小野小町宛ての恋文が埋められたという塚に願うと…

歌人として知られる小野小町。「隨心院」は、彼女が晩年を過ごした場所とされています。その本堂の裏手、林の中にひっそりと立つのが「文塚」です。深草少将はじめ、多くの貴公子たちから小町に送られた恋文が埋められたと伝わります。ここに参拝すると、文章が上達するとか。仕事にも生かしたいという人も訪れてみては。

小野小町にあやかり、恋文上達、恋愛成就のご利益を求めて詣でる人もいるという「文塚」

隨心院

  • 京都市山科区小野御霊町35
  • TEL/075-571-0025
  • 拝観時間/9:00〜17:00(受け付けは16:30まで)
  • 拝観料/500円
  • 地下鉄「小野」駅徒歩約5分

(記事元:「シティリビング京都」2020年12月25日号)