個性が光るカフェ

2025年3月5日 

シティリビング編集部

個性が光るカフェ

いつもとは少し雰囲気を変えて、テーマやコンセプトにこだわりのある場所でお茶を楽しみませんか? この1年で京都にオープンした〝個性派〟カフェ4軒を紹介します。

撮影/岡森大輔(飲 京都小川生薬 CAFÉ、深夜喫茶/ホール多聞)、鈴木誠一(ボクとおじいちゃん、AQUA GARDEN KYOTO)

韓国発のアクアリウムカフェ アートな世界観を堪能して

韓国に6店舗を構えるアクアリウムカフェの姉妹店が京都に登場。店内には、客席を囲むように水槽が配されており、まるで水の中にいるような気分に。水槽内のデザインやレイアウトは韓国のデザイナーによるもので、スモークや光、音を使った演出はアート作品としても楽しめそう。水の色をイメージした炭酸ドリンクなど、思わず写真を撮りたくなるメニューにも注目。

一番大きな水槽は長さ8mと水族館のような迫力が自慢。魚が泳ぐ姿を見ているだけで、なんだか癒やされそう
イチゴと柑橘のシロップが入った炭酸ドリンク「アクアエード」(950円)と国産小麦を使用したもっちり食感のある「パンケーキ」(1,200円)がおすすめとか

AQUA GARDEN KYOTO(アクアガーデン京都)

  • 京都市中京区弁慶石町45番地 グランレブリー三条御幸町 地下1階
  • TEL:075-201-0058
  • 10:30〜22:00(LO21:30)
  • 無休
  • 地下鉄「京都市役所前」駅下車、徒歩約8分/「烏丸御池」駅下車、徒歩10分

〝おじいちゃん〟の倉庫を改装 おうちのような居心地です

道路沿いの倉庫の中には、木のぬくもりにあふれた空間が。オーナー・上月悠也さんの祖父が所有していた家具の卸倉庫を「人が集える場所に変えたい」と、友人らと一緒に改装。眠っていた「おじいちゃんのころの家具はカフェのインテリアに」。同店イチオシの「おにぎり定食」(700円)をいただくと、家でご飯を食べているようなノスタルジックな気分を味わえそう。

ゆっくり本を読んだり、話し上手なスタッフとの会話を楽しんだり、思い思いの時間を過ごせます
店長が握るおにぎりはふっくら。目の前でのりを手巻きしてくれます

ボクとおじいちゃん

  • 京都市山科区勧修寺瀬戸河原町118
  • TEL:090-3486-4274
  • 11:00〜16:00
  • 水土日休
  • 地下鉄「小野」駅下車、徒歩約10分

昭和ムード漂う喫茶店で深夜に楽しむお茶

古いビルの階段を下りると、そこには〝昭和の香り〟漂うホールが。アンティーク家具や雑貨が並ぶ店内は、昔懐かしい純喫茶のような佇まいです。営業は深夜3時まで。お酒で風味付けしたお茶類のほか、酒類もあり、友達と2・3軒目使いすることも。小ぢんまりとした読書室もあり、一人でコーヒーを飲みながら過ごすなど、自分なりの楽しみ方を見つけられそう。

家具や本、小物などのインテリアは、オーナーが古道具店で見つけたものがほとんど
ラム酒入りの「ラムチャイ」(1,050円)、クローブやシナモン、ジンジャーなどをきかせた「スパイスチーズケーキ」(690円)

深夜喫茶/ホール多聞

  • 京都市中京区材木町175 京都ゴールデンビル地下1階
  • TEL:075-708-7797
  • 18:00〜翌3:00(土日は12:00〜)※LO2:30
  • 火休
  • 地下鉄「三条京阪」駅下車、徒歩約5分

生薬のお茶とお菓子をペアリングで味わいます

「生薬をもっと身近に」がコンセプトの同店。ゴボウやアズキといった生薬を用いたお茶とお菓子が味わえます。「ペアリングセット」(1,800円)は、桑の葉茶にはゴボウのブラウニー、アズキ茶にはくろもじのジェラート、ゴボウ茶にはタンポポコーヒーのプリンなど、おすすめの組み合わせ5種がラインアップ。生薬になじみがない人もチャレンジしてみて。

セットのお菓子は手前左から「ルイボスナッツ」「罪のないチーズケーキ」など
心身が穏やかになる空間づくりに心を配っているといいます

飲 京都小川生薬 CAFÉ

  • 京都市中京区油小路通押小路上ル二条油小路町272
  • TEL:075-606-5506
  • 10:00〜18:00(LO17:30)
  • 水休
  • 地下鉄「二条城前」駅下車、徒歩約5分/「烏丸御池」駅下車、徒歩約15分

(記事元:「シティリビング京都」2025年2月28日号)