町家でいただくひんやりスイーツ

2024年7月31日 

シティリビング編集部

暑いときこそ食べたい、パフェやかき氷。京都らしい町家でひんやりスイーツが楽しめるお店を紹介します。

撮影/鈴木誠一(京町家茶房 宗禅カフェ、三日月氷菓店)、マツダナオキ(麓寿庵)

17種の味が楽しめる1日10食限定のパフェ

かつて西陣織工房だった町家を店舗にしたあられ処「京西陣菓匠宗禅」内にある「京町家茶房 宗禅カフェ」。今年4月に再オープンし、新作の「西陣パフェ ひとえふたえ」が登場しています。1日10食限定。チョコや抹茶のアイス、イチゴミルクのわらび餅をはじめ、コーヒーあられ、エビせんべいなど17種類の具材がぎっしり。8層になっているので味の違いを満喫できそう。

「西陣パフェ ひとえふたえ」1,320円。秘伝のしょうゆを使った生クリームがほのかにしょっぱく、甘さを引き立てます

京町家茶房 宗禅カフェ

  • 京都市上京区寺之内通浄福寺東角中猪熊町310-2
  • TEL:075-417-6670
  • 11:30〜18:00(LO17:30)
  • 月火休(祝日は除く)
  • 地下鉄「北大路」駅下車、市バス「北大路バスターミナル」停から206号で「乾隆校前」停下車、徒歩約6分

かわいいビジュアルにキュン 花びらを閉じ込めたわらび餅

昨年3月にオープンした「麓寿庵」は、国の登録有形文化財・久保家住宅を活用。画家・今尾景年が晩年過ごした空間には茶室や三つの庭があり、四季で異なる景色を楽しめます。そんな庭園に美しく調和するような「華わらび」は、かれんなエディブルフラワーを冷たいわらび餅の中に閉じ込めた甘味。透明感があり、ツルツルとした食感が特徴です。黒蜜や香ばしい黒豆きなこにつけてめしあがれ。予約がおすすめ。

「華わらび ほうじ茶付き」1,750円。アートのようなわらび餅に、自家製の黒蜜と黒豆きなこを添えて

麓寿庵(ろくじゅあん)

  • 京都市中京区西六角町101
  • TEL:075-746-5927
  • 11:00~20:00(LO19:00)※土日祝は8:00~
  • 不定休
  • 地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩約7分

抹茶の香りが上品なかき氷 自家製のあんとミルクアイスも

今年4月、千葉県柏市から移転オープンした「三日月氷菓店」。明治時代に建てられた町家を和モダンな空間へとリノベーション。中庭を眺めながらかき氷を味わえます。定番メニューの「宇治金時」は、和束町にある中井製茶場の有機抹茶を使用したシロップがたっぷり、上品な香りです。氷には大粒の十勝小豆を炊きあげたあんと自家製のミルクアイスがイン。

「宇治金時」1,350円。プラス100円で別添えの練乳ミルク(写真右)をトッピング可能。味わいの変化を楽しんで

三日月氷菓店

  • 京都市東山区下新シ町329
  • TEL:075-366-4685
  • 10:00~17:00(LO16:30)
  • 火水休
  • 地下鉄「五条」駅下車、市バス「烏丸五条」停から80号で「五条大和大路・東山開睛館前」停下車、徒歩約4分

(記事元:「シティリビング京都」2024年7月26日号)