寺院で楽しむ夏の花

2024年6月28日 

リビング編集部

夏を感じる色鮮やかな花が咲き始めています。美しい景色を眺めに、寺院を巡ってみては。

※天候によって見頃の時期が異なる場合あり

白砂とコケの庭に映える、紫色のキキョウ

平安時代に紫式部の邸宅があった場所として知られる「廬山寺(ろざんじ)」。本堂前の源氏庭(げんじてい)には、約2000本のキキョウが。白砂と緑のコケが美しい庭に、星のような紫色の花が彩りを添えます。
キキョウが押印された、この時季限定の御朱印も登場。

境内の白壁が紫色をいっそう際立たせます

廬山寺

  • 〈見頃〉7月下旬まで
  • 〈拝観時間〉午前9時~午後4時
  • 〈拝観料〉大人500円、小中学生400円
  • 〈住所・アクセス〉上京区寺町通広小路上ル北之辺町397(市バス「府立医大病院前」停から徒歩約5分)
  • 〈問い合わせ〉TEL:075(231)0355

一面に浮かぶ、かれんなスイレンを観賞

龍安寺」では、国指定の名勝である「鏡容池(きょうようち)」でスイレンを観賞できます。白や赤、ピンクのかれんな花が水上に浮くように咲き、約8000㎡の池を埋め尽くすほどとか。
朝早くに花が開き、昼過ぎ頃には閉じ始めるため、午前中の拝観がおすすめとのこと。

初秋まで次々に花が咲くのも魅力

龍安寺

  • 〈見頃〉9月下旬まで
  • 〈拝観時間〉午前8時~午後5時
  • 〈拝観料〉大人600円、高校生500円、小中学生300円
  • 〈住所・アクセス〉右京区龍安寺御陵ノ下町13(市バス「龍安寺前」停下車すぐ)
  • 〈問い合わせ〉TEL:075(463)2216

名勝庭園に咲くハンゲショウを特別拝観で堪能

建仁寺の塔頭(たっちゅう)寺院「両足院」で見られるのが、ハンゲショウ。葉が半分白くなる様子から、“半化粧”のようと例えられるそう。
通常は非公開の同院ですが、2024年7月14日(日)までは「初夏の半夏生の庭園特別拝観」が実施されます。約600株が大書院前の名勝庭園に咲き誇りますよ。

ハンゲショウが群生する名勝庭園

両足院

  • 〈日程〉2024年7月14日(日)まで
  • 〈拝観時間〉正午~午後4時(閉門は午後4時30分)
  • 〈拝観料〉大人1000円、中高生500円(本堂参拝、書院拝観)※庭園散策は別途申し込み要
  • 〈住所・アクセス〉東山区大和大路通四条下ル4小松町591(市バス「東山安井」停から徒歩約3分)
  • 〈問い合わせ〉TEL:075(561)3216

約250鉢が並ぶ華やかなハス園

三室戸寺」の本堂前のハス園に、色とりどりのハスが約250鉢並びます。珍種の「大洒錦(たいせいきん)」のほか、「大賀(おおが)ハス」「陽山紅(ようざんこう)」など約100種がずらり。
2024年7月13日(土)には「ハス酒を楽しむ会」(先着300人・500円)が開催されます。

阿弥陀堂を背景に趣のある写真を残しても

三室戸寺

  • 〈見頃〉8月上旬まで
  • 〈拝観時間〉午前8時30分~午後4時30分 ※蓮園は午後3時40分まで
  • 〈拝観料〉大人1000円、小人500円(2~7・11月。その他の月は大人500円、小人300円)
  • 〈住所・アクセス〉宇治市莵道滋賀谷21(京阪「三室戸」駅から徒歩約15分)
  • 〈問い合わせ〉TEL:0774(21)2067

(2024年6月29日号より)