涼を感じる夏の花

2023年6月23日 

リビング編集部

涼を感じる夏の花

夏の訪れとともに、京都のあちこちで色とりどりの花が咲き始めます。水辺や参道を彩る美しい姿を観賞しては。

※天候によって開花の時期が異なる場合あり

ハス水上橋から眺める大輪の花

長岡天満宮境内の東側に広がる八条ヶ池。この時季になると約300株のハスが水上に現れます。丸々としたフォルムがかわいらしい薄紅色の花は、開花すると直径20cmほどの大きさに。早朝からゆっくりと花を開き、昼頃には閉じるのが特徴です。池に架かる水上橋から眺めることができますよ。

長岡京市の友好都市、中国浙江省寧波(ねいは)市から贈呈されたハス「西湖紅蓮(さいここうれん)」

長岡天満宮(八条ヶ池)

  • 〈見頃〉7月下旬まで
  • 〈水上橋開閉時間〉午前7時〜午後6時(4月〜9月)
  • ※ハスの見学は無料
  • 〈住所・アクセス〉長岡京市天神2丁目15-13(阪急「長岡天神」駅から徒歩約10分)
  • 〈問い合わせ〉長岡京市役所商工観光課=TEL:075(955)9515

ムクゲ多彩な約40品種を観賞

宇治市植物公園の南側に位置する修景池のふちに、ムクゲが咲きそろいます。その数は、約40品種100本以上あるとか。白や紫、赤など花の色も豊富で、訪れる人の目を引きます。品種によって開花時期がずれることで、長い期間観賞できるというのもうれしいですね。

色鮮やかで大きな花が魅力

宇治市植物公園

  • 〈見頃〉9月中旬まで
  • 〈時間〉午前9時〜午後5時(入園は午後4時まで)
  • 〈料金〉大人600円、小中学生300円、宇治市内在住70歳以上無料
  • 〈住所・アクセス〉宇治市広野町八軒屋谷25-1(京都京阪バス「植物公園」停下車すぐ)
  • 〈問い合わせ〉TEL:0774(39)9387

キキョウ参道に咲く姿は星のよう

キキョウの名所のひとつとして知られる智積院。金堂に向かう参道の両脇に咲く紫の花々が、参拝者を出迎えてくれます。同寺の寺紋でもあるキキョウは、花の形が星のようといわれることも。金堂裏のアジサイ園も、例年同時期に楽しめるそう。

金堂を背景に咲くキキョウ

智積院

  • 〈見頃〉8月下旬まで
  • 〈時間〉午前9時〜午後4時(受け付け終了)
  • 〈料金〉名勝庭園:大人300円、中高生200円、小学生100円 宝物館:大人500円、中高生300円、小学生200円
  • 〈住所・アクセス〉東山区東瓦町964(京阪「七条」駅から徒歩約10分)
  • 〈問い合わせ〉TEL:075(541)5361

ハンゲショウ水辺で楽しむ花の共演

緑の葉が半分だけ白くなる様子から、「半化粧(はんげしょう)」に例えられたという説を持つ花。勧修寺の境内にある氷室池にその姿が。白くてかれんな花が密集して咲いています。水辺ではスイレン、ハナショウブ、ハスなども同時期に開花。夏の花の共演も見どころです。

氷室池を彩るハンゲショウ。水面にはスイレンが浮かぶように顔を出します

勧修寺

  • 〈見頃〉7月下旬まで
  • 〈時間〉午前9時〜午後4時
  • 〈料金〉大人500円、小中学生300円
  • 〈住所・アクセス〉山科区勧修寺仁王堂町27-6(地下鉄「小野」駅から徒歩約6分)
  • 〈問い合わせ〉TEL:075(571)0048

(2023年6月24日号より)