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1日のスタートを、ちょっとぜいたくに こだわりモーニング

2023年5月26日 

リビング編集部

こだわりモーニング

爽やかな季節、早起きして、朝からちょっとぜいたくにモーニングを楽しみませんか。「おいしい朝食で元気づけたい」との思いで作られた各店の自信作に、おなかも心も満たされそう。

撮影/三國賢一

塩気、甘みがアクセント食感も楽しいパンケーキ

アメリカ仕込みの朝食を、河原町丸太町近くの「MEMEME COFFEE HOUSE」で。「コーンミールパンケーキ」は、「本場よりおいしくなるよう試行錯誤しました」と店主・晴さん。程よくふっくら。かすかな塩気と甘みに、コーンのプチプチ食感もプラスされています。カリカリのベーコンや目玉焼きとも好相性。メープルシロップをたっぷりかければさらに甘みがアップします。ビンテージ雑貨や和の古道具が置かれた空間で味わって。

グリーンサラダ、フルーツも添えられた「コーンミールパンケーキ」(1000円)。卵は臭みがないという平飼いのものを採用。器類はどこか懐かしい雰囲気です

MEMEME(ミーミーミー) COFFEE HOUSE

ふわふわで、やさしい味ぽってりとした手作りドーナツ

朝食とおやつの店「お菓子つくる」の伊藤さん夫妻がこだわるのは、朝食に甘いものを食べるイタリアが原点の「つくるのドーナツ」。「何度も試作を重ねました。生地はストレスを与えず過保護に育て、大ぶりに仕上げる今のスタイルに」(伊藤さん夫妻)。ぽってりとした形で一つ一つ表情が違うのも愛らしく、頬張ると甘さがほんのり広がります。ふわっと軽い食感も魅力。朝イチなら「外カリ中ふわ」「ふわふわ」の2種類がそろい、好みで選べます。

「つくるのドーナツ」(330円)。惜しみなく砂糖がまぶされるので表面にも甘さがのっています。「つくるのブレンド」(550円)などのドリンクとともにどうぞ

お菓子つくる

  • 京都市上京区瑞光院前町36-2
  • TEL:075(205)3878
  • 朝ごはん/午前8時30分~11時(10時15分LO)、おやつ/午後1時~5時ごろ(3時30分LO)
  • 月火休(ほか不定休あり)
  • https://www.instagram.com/okashi_tsukuru_kyoto/

ニューヨークから逆輸入された魚料理と一汁三菜の和朝食

ニューヨーク発の和定食店が京都へ。「LORIMER KYOTO」の「魚と野菜の一汁三菜」は、舞鶴漁港から仕入れた魚が主菜。果物やハーブと一緒に海水に漬け込まれ、ジューシーな塩焼きなどでいただけます。卵焼きは低温で2時間かけて、プリン並みの滑らかさに。意外性にワクワクしそう。みそ汁は昆布とかつお節で丁寧にだしを取り、その昆布をつくだ煮にと、食材を使い切る〝始末の心〟にも注目を。白ご飯にぴったりの、なじみ深い味です。

「魚と野菜の一汁三菜」(1870円)。魚は2種から選択を。色とりどりの浅漬けはピクルス風。副菜の一つはその時々で異なります。写真は「いぶりがっこのクリームチーズ和え」

LORIMER(ロリマー) KYOTO

和の要素もプラス京都らしさを効かせた洋朝食

「喫茶喜心 kyoto」の「喜心の洋朝食」は、和の要素が隠し味。店主の清水さんが手際良く作る美しいオムレツは、〝季節野菜のだし仕立て〟です。とろりとした滋味深いスープは、白みそと野菜だしがベース。御所西のスイーツ・パン店「ポワン・プール・ポワン」製の「糀(こうじ)パン」も付いています。お店は東山の路地奥にあって「目の前には緑地が。視線が抜けて広い空と緑が見えますよ」と清水さん。窓から見えるその景色も〝ごちそう〟ですね。

「喜心の洋朝食」(2600円)。季節ごとにスープやサラダ、ソースが変わります。春はかつおだしや梅、新タマネギを合わせたソースと、色鮮やかなエンドウ豆のスープ

喫茶喜心 kyoto

  • 京都市東山区妙法院前側町427-18
  • TEL:090(9958)0615
  • 午前7時30分 〜午後4時(3時30分LO)
  • 火水休
  • https://www.kishin.world/kissa

(2023年5月27日号より)