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全国でビジネスホテルを展開するスーパーホテルが母体の、サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホーム「スーパー・コート プレミアム宇治」（事業主／株式会社スーパー・コート）を紹介する連載企画。今回は〝運動編〟です。

一人一人のペースに合わせて

機能訓練が行われているトレーニング室には、6台のマシンや歩行訓練などに使用される平行棒、マッサージ用ベッドが設置されています。

機能訓練士のスタッフは、「運動好きの方なら週に3回来られる場合もありますし、運動は週に1回で、マッサージを週に4回という方も。お一人お一人に合わせてスケジュールを組んでいます」と話します。

声掛けをしながらサポート

「頑張って、もう少しまっすぐ立ってみましょうか」。Sさんの体を支えながらスタッフが声をかけています。車椅子を利用するSさんは週に一回、平行棒を使用し、立ち上がるトレーニングをしているそう。スタッフの言葉に応じるように、ゆっくりではありますが、Sさんは背筋を伸ばして姿勢を保ちます。

腕と足を鍛えるマシンに挑戦していたのはMさん。「意外と力がいるんですよ」とほがらかに笑います。こちらでの機能訓練で気に入っている点を尋ねると、「室内で楽しく運動できるのがいいですね」。

ベッドに横になってマッサージを受けていたのはKさんです。柔道整復師でもある機能訓練士・石本真一さんは、「力を抜いてくださいね」などと話しかけながら入念にマッサージ。「痛いところは触らず、腰に関連する筋肉にアプローチをしています」

入居者の体の状態をスタッフが共有

日々、入居者と接する石本さんが気を付けているのは、「皆さんの体の状態を知ること」だそう。

「機能訓練中はもちろん、館内を移動しているときの歩き方や動作も見ています。どこかに痛みがあるときは変化が現れるので、トレーニングやマッサージをする際には気を付けていますね」

こうした入居者の様子はスタッフと共有。「『○○さんは昨日、転倒をして、今日はこんな状態』などの情報をみんなが把握することでこまやかなサポートが実現します」

目標設定も機能向上のカギになるとか。

「『歩けるようになったら、ここに行きたい』などの目標を決めてもらいます。本人のモチベーションが上がりますし、私たちも『実現させてあげたい』とさらにやる気がわいてきます」

石本さんは、「自分の父や母だと思いながら」入居者と接すると言います。フレンドリーではありながらも、相手を敬う気持ちを大切に。そんな姿勢が入居者の向上心を支えているのかもしれません

レクリエーションについては同施設のブログでも紹介。ホームページからチェックできます。