手術はせず、自分の血液を利用する再生医療です
日常に支障をきたす膝の痛み。我慢している人も多いのでは。
「例えば『階段の上り下りがつらい』という場合は変形性膝関節症が考えられます。膝の軟骨がすり減って骨が変形する症状です」とは、「なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニック」の院長・樋口直彦先生。
同院は一般外傷、スポーツ外傷に加え、腰や膝、肩の関節の痛みの治療にも対応。高齢者からプロのアスリートまでさまざまな人が通っています。
「膝が痛いけれど、できるだけ手術をしたくない人に注目されているのが『PRP(多血小板けっしょう)療法』です。自身の血液中から分離・抽出した血小板の成長因子が持つ、組織を修復させる能力を利用する方法のこと。私たちに備わっている〝自然治癒力〟をサポートする再生医療です」
ジャンプの動作を繰り返すことで炎症を起こす膝蓋腱(しつがいけん)炎、スポーツによる慢性的な膝の痛みの治療にも適用されるそう。
膝だけではなく肘や、「手首が痛くて家事をするのがつらい」「歩き始めるときに足の裏が痛む」などの症状も治療範囲とのこと。
再生医療を提供するのは、厚生労働省でその事項の許可を受けた医療機関。同院でも「PRP療法」を受けられます。
自由診療、予約制
「PRP療法」の流れは、まず専用キットに注入した患者の血液を遠心分離器にかけてPRPを抽出。これをエコーで確認しながら関節内に注射で投与します。手術や入院が不要なうえ、日帰りでの処置が可能です。
「PRP療法」は保険診療対象外のため自由診療。膝蓋腱炎など関節の外側は1回3万3000円、変形性膝関節症など関節の内側は1回5万5000円。クレジットカード払いOK。予約制。
「再生医療に関してだけではなく、こんな症状で病院に行っても大丈夫かなということも遠慮せずにご相談を」
動画で見る再生医療「PRP療法」についてはこちらから。
〈問い合わせ〉
なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニック
京都市右京区西院高山寺町13 西院阪急ビル3階(阪急「西院」駅すぐ)
TEL:075(950)5839
午前10時~午後1時30分、午後3時~7時、日祝休
(2023年3月4日号より)
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