2023年の干支 ウサギにまつわる社寺へ

2022年12月28日 

シティリビング編集部

新しい一年の始まりに。卯(うさぎ)年にあやかった初詣スポットで御利益をいただきませんか。

境内のあちこちで発見!子授け・安産で知られる神社

本殿のちょうちんにもウサギが描かれています

かつて一帯が野ウサギの生息地だったことから、ウサギを神使としているこちら。狛(こま)ウサギやウサギの像など、境内のあちこちにそのモチーフを見つけることができます。祭神は速素盞鳴尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)。たくさんの御子神をもうけ子宝に恵まれたことから、子授け・安産の神とされています。

「うさぎみくじ守り」(500円)はピンクと白の2種。「持ち帰って自宅にまつってください」と宮司

東天王 岡﨑神社

  • 京都市左京区岡崎東天王町51
  • TEL:075-771-1963 
  • 境内自由参拝(社務所は9:00~17:00)
  • 無休
  • 地下鉄「東山」駅下車、市バス「東山三条」停から5号で「東天王町」停下車、徒歩約5分

非公開の障壁画が描かれた御朱印帳。春には特別公開も

嵯峨天皇の離宮として建立。御所から移築された建築も見どころ

大覚寺 正寝殿(通常非公開)の「野兎(のうさぎ)図」(渡辺始興作)は、幼い門跡(住職)のために腰障子に描かれたもの。こちらの作品をモチーフにした御朱印帳では、野ウサギの自然のままの姿にこだわったという、リアルなタッチや躍動感が伝わってきます。2023年春には霊宝館にて「野兎図」の特別公開も予定されています。

重要文化財「野兎図」をモチーフにした御朱印帳(1,800円、御朱印料含む)

旧嵯峨御所 大本山大覚寺

  • 京都市右京区嵯峨大沢町4
  • TEL:075-871-0071
  • 9:00〜17:00(受付は〜16:30)
  • 無休
  • 参拝料/お堂エリア:大人500円、大沢池エリア:大人300円
  • 地下鉄「西大路御池」駅下車、市バス「西大路御池」停から91号で「大覚寺」停下車、徒歩約1分

神話を伝える像が立つ良縁成就の社

島根の出雲大社と同じ祭神をまつり、社殿の隣には良縁を願うハート形絵馬が奉納されています

八坂神社の末社で、本殿の社務所向かいにある大国主社(おおくにぬししゃ)。主祭神の大国主神は「因幡の白兎」の神話に登場し、ワニ(サメ)に毛皮を剥がれたウサギを助けたといわれています。鳥居の前にはその逸話を伝える像が。また大国主神には恋愛伝説も多く、同社は縁結びに御利益のある名所としても知られています。

大国主神と白兎の像

大国主社(八坂神社)

  • 京都市東山区祇園町北側 八坂神社内
  • TEL:075-561-6155
  • 境内自由参拝
  • 無休
  • 地下鉄「四条」駅下車、市バス「四条高倉」停から201・203・207号で「祇園」停下車、徒歩約2分

年女・年男の人におすすめ。開運厄よけのお堂

春秋の年2回だけ特別公開され、ツバキや紅葉の名所としても有名です

京都御所を中心に十二支の方角、12カ所にまつられた妙見大菩薩(ぼさつ)。そのうち卯年の守護をつかさどるのが霊鑑寺です。通常非公開の寺院ですが、参道の石段下、左脇にある妙見宮はいつでも参拝可。開運・厄よけを願い、自分の干支(えと)やその年の干支のお堂にお参りする人も多いとか。卯年の人はぜひチェックしてみて。

「洛陽十二支妙見巡り」で第4番札所となっている妙見宮

妙見宮(霊鑑寺)

  • 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12
  • TEL:075-771-4040
  • 常非公開(妙見宮は常時参拝可)
  • 地下鉄「丸太町」駅下車、市バス「烏丸丸太町」停から204号で「真如堂前」停下車、徒歩約7分

(記事元:「シティリビング京都」2022年 年末年始号)