築100年の蔵で出合ったお菓子とアート「ARTRO」

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大好チヨ子プロフィール
2022年8月30日 

いつも通る道を、ボランティア先へと急いでいたある日の朝。蔵と思われる建物の前を通過中、視界の端っこにパンの陳列棚が見えました。
おや?こんなパン屋さんあったかしらん?
一旦通り過ぎたのに、後戻りして一瞬で視線を巡らせ情報をインプット。

四条から北へ約5分 高倉通沿いにあります

再び本来の目的地に向かったわけですが、インプットした「蔵・パン・ギャラリー」という情報に謎が深まるばかり。「いったい何屋さん?」

蔵の中はお菓子も買えるギャラリー

その日の帰り道、朝見つけたお店に行ってみました。
お店の名は「ARTRO(アルトロ)」。思い切って蔵に入ってみると、確かにパン、そして見るからに美味しそうな焼き菓子も並んでいました。
さらに、2階には本当にギャラリーがあったのです。

入口の左手にある告知ボードに、展示内容を掲示

「ARTRO」は、作品を展示するギャラリーで、その作品にちなんだお菓子などを合わせて販売されるお店でした。

2階は、控えめな照明で、こじんまりとして落ち着く空間。その時展示されていたさわひらきさんのドローイングはどれも楽しい作品で、壁の一面で映されていた15分程の映像作品も面白いものでした。

1階では、さわさんのお好きなものや、イギリス在住であることにちなんだ焼き菓子やパン、さわさんのイラストパッケージのコーヒーが販売されていました。

さわひらきさんのイラストが楽しいパッケージ

その中の一つ「りんごのクランブルケーキ」は、大振りでりんごがたっぷり入った美味しいケーキでした。

りんごのクランブルケーキ(500円)

この、作家さん×お菓子というコンセプトに面白さを感じ、次の展示も楽しみに待っていたのでした。

毎回変わる作家さん×お菓子の組み合わせ

そして次に、開催されたのは岡本秀さんの作品展「居かた、見ため」。2階のギャラリーで展示を拝見し、さて次のお菓子は何かな?と1階へ。

ギャラリーの展示風景(2階)
ギャリーの小部屋スペース(2階)

岡本秀さんの絵には、刺し色のようにカラフルな色が入るところから、色の綺麗な焼き菓子「ブールドネージュ」が4種類と、金箔を散らした作品の雰囲気を持つ金箔トッピングの「チョコレートムース」が販売されていました。

上段:ブールドネージュ 下段:チョコレートムース すべて650円

買って帰ったブールドネージュのプレーンは、アーモンドプードルの良い香りとサクサクした食感、ほろほろとした口どけの美味しい焼き菓子でした。

甘さも優しい

次の展示も待ち遠しい

こうなると、次は何?と、いやが上にも作品×お菓子の組み合わせに期待感が高まります。お菓子は和菓子のこともあり、展示が始まるまで予測不能(笑)

展示が近付くにつれ少しずつ全貌が見えてくるのを、お店のインスタグラムやフライヤーで、チェックしつつ楽しみに待ちたいと思います。

実は、魅惑的なドリンクメニュー(テイクアウト可能)もあり、可愛らしいスペースも用意されているので、ちょっと一服もしてみたい。

店内の可愛らしいコーナーでイートイン可能

蔵の中は、外観からは思いもよらない世界が広がっていて、外からは目立たないので、隠れ家的な場所として利用してみたいギャラリーでした。

そして8月末から「GALLERY COLLECTION」展が始まったようです。(~9月中頃までの予定)
さてさて、今度のお菓子はな~にかな?

※過去の企画展の時のお菓子など、一部はネットでも購入可能

ARTRO

京都市中京区高倉通錦小路上る貝屋町558-1
TEL:075(585)4554
https://artro.jp/
営業時間等はHPから確認を

プロフィール

大好チヨ子

在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。