もうすぐ夏本番。この季節ならではの、色とりどりの花が楽しめる寺院を紹介します。
※天候によって開花の時期が異なる場合あり。訪問時は各寺院の衛生対策に従ってください
天得院庭園に咲きそろう約300株
東福寺の塔頭(たっちゅう)、天得院。桃山時代に作庭されたと伝わる庭園に、紫や白のキキョウ約300株が咲きそろいます。みずみずしい緑色のコケと花とのコントラストも鮮やか。
通常は非公開ですが、2022年6月25日(土)〜7月18日(祝・月)に「桔梗を愛でる特別拝観」が開催されます。縁側に座って花を眺めてみては。
- 〈見頃〉7月中旬まで
- 〈拝観時間〉午前9時〜午後4時(4時30分閉門)
- 〈拝観料〉大人500円、小中学生300円、未就学児無料。抹茶とお菓子は別途800円要
- 〈住所・アクセス〉東山区本町15-802(JR「東福寺」駅から徒歩約7分)
- 〈問い合わせ〉TEL:075(561)5239
- 〈ホームページ〉https://tentokuin.jp/
勧修寺花の〝競演〟も見どころ
勧修寺の境内にある「氷室池」で、白や濃いピンクのスイレンが水面に浮かぶように咲いています。同時期はハナショウブ、ハンゲショウ、ハスなども開花し、花の〝競演〟が見られるのもうれしいところ。水鳥に出あえることもあるそう。
スイレンやハスは朝に花が開き、午後には閉じるので、出かけるなら午前中がおすすめです。
- 〈見頃〉7月上旬まで
- 〈拝観時間〉午前9時〜午後4時30分(受け付けは4時まで)
- 〈拝観料〉大人400円、小中学生200円
- 〈住所・アクセス〉山科区勧修寺仁王堂町27-6(地下鉄「小野」駅から徒歩約6分)
- 〈問い合わせ〉TEL:075(571)0048
天龍寺白く化粧をしているような姿に
葉が半分白くなり「半化粧」したように見えることからその名が付いたともいわれる花、ハンゲショウ。世界遺産・天龍寺にある「曹源池」のほとりに、姿を見せてくれます。
見頃の時期、花と同時に葉も少しずつ変色。白い花がたくさん咲いているような、爽やかな光景が楽しめますよ。
- 〈見頃〉7月中旬まで
- 〈拝観時間〉午前8時30分〜午後5時(受け付けは4時50分まで)
- 〈拝観料〉大人500円、小中学生300円、未就学児無料 ※諸堂参拝の場合は別途300円要(未就学児除く)
- 〈住所・アクセス〉右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68(京福「嵐山」駅下車すぐ)
- 〈問い合わせ〉TEL:075(881)1235
- 〈ホームページ〉http://www.tenryuji.com/
恵心院淡い紫色の花が涼やか
四季を通してさまざまな花が咲く恵心院。この時期境内で見られるのは、薄紫色が涼やかなアガパンサスです。
放射状に付いた小さな花、すっと伸びた長い茎が特徴。背が高いので、目を引きそうですね。落ち着いた雰囲気の境内を散策しながら、じっくり観賞を。
- 〈見頃〉7月上旬まで
- 〈拝観時間〉午前6時〜午後5時(境内のみ)
- 〈拝観料〉無料
- 〈住所・アクセス〉宇治市宇治山田67(京阪「宇治」駅から徒歩約10分) ※駐車場なし
- 〈問い合わせ〉TEL:0774(21)3942
(2022年6月25日号より)
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