寺院で見頃を迎えています 夏空に映える花

2022年6月24日 

リビング編集部

寺院で見頃を迎えています 夏空に映える花

もうすぐ夏本番。この季節ならではの、色とりどりの花が楽しめる寺院を紹介します。

※天候によって開花の時期が異なる場合あり。訪問時は各寺院の衛生対策に従ってください

天得院庭園に咲きそろう約300株

抹茶とお菓子(有料)を味わいながら花を眺められます。(撮影:京都写真家 北野眞幸)

東福寺の塔頭(たっちゅう)、天得院。桃山時代に作庭されたと伝わる庭園に、紫や白のキキョウ約300株が咲きそろいます。みずみずしい緑色のコケと花とのコントラストも鮮やか。

通常は非公開ですが、2022年6月25日(土)〜7月18日(祝・月)に「桔梗を愛でる特別拝観」が開催されます。縁側に座って花を眺めてみては。

  • 〈見頃〉7月中旬まで
  • 〈拝観時間〉午前9時〜午後4時(4時30分閉門)
  • 〈拝観料〉大人500円、小中学生300円、未就学児無料。抹茶とお菓子は別途800円要
  • 〈住所・アクセス〉東山区本町15-802(JR「東福寺」駅から徒歩約7分)
  • 〈問い合わせ〉TEL:075(561)5239
  • 〈ホームページ〉https://tentokuin.jp/

勧修寺花の〝競演〟も見どころ

氷室池を彩るスイレン

勧修寺の境内にある「氷室池」で、白や濃いピンクのスイレンが水面に浮かぶように咲いています。同時期はハナショウブ、ハンゲショウ、ハスなども開花し、花の〝競演〟が見られるのもうれしいところ。水鳥に出あえることもあるそう。

スイレンやハスは朝に花が開き、午後には閉じるので、出かけるなら午前中がおすすめです。

  • 〈見頃〉7月上旬まで
  • 〈拝観時間〉午前9時〜午後4時30分(受け付けは4時まで)
  • 〈拝観料〉大人400円、小中学生200円
  • 〈住所・アクセス〉山科区勧修寺仁王堂町27-6(地下鉄「小野」駅から徒歩約6分)
  • 〈問い合わせ〉TEL:075(571)0048

天龍寺白く化粧をしているような姿に

夏至から11日目の「半夏至」のころに開花することも、名前の由来の一つ

葉が半分白くなり「半化粧」したように見えることからその名が付いたともいわれる花、ハンゲショウ。世界遺産・天龍寺にある「曹源池」のほとりに、姿を見せてくれます。

見頃の時期、花と同時に葉も少しずつ変色。白い花がたくさん咲いているような、爽やかな光景が楽しめますよ。

  • 〈見頃〉7月中旬まで
  • 〈拝観時間〉午前8時30分〜午後5時(受け付けは4時50分まで)
  • 〈拝観料〉大人500円、小中学生300円、未就学児無料 ※諸堂参拝の場合は別途300円要(未就学児除く)
  • 〈住所・アクセス〉右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68(京福「嵐山」駅下車すぐ)
  • 〈問い合わせ〉TEL:075(881)1235
  • 〈ホームページ〉http://www.tenryuji.com/

恵心院淡い紫色の花が涼やか

小さな花が集まって、房のような形に

四季を通してさまざまな花が咲く恵心院。この時期境内で見られるのは、薄紫色が涼やかなアガパンサスです。

放射状に付いた小さな花、すっと伸びた長い茎が特徴。背が高いので、目を引きそうですね。落ち着いた雰囲気の境内を散策しながら、じっくり観賞を。

  • 〈見頃〉7月上旬まで
  • 〈拝観時間〉午前6時〜午後5時(境内のみ)
  • 〈拝観料〉無料
  • 〈住所・アクセス〉宇治市宇治山田67(京阪「宇治」駅から徒歩約10分) ※駐車場なし
  • 〈問い合わせ〉TEL:0774(21)3942

(2022年6月25日号より)