健康祈願のパワースポット

2021年12月29日 

シティリビング編集部

ハードワークでヘトヘト…。そんなときは神社寺院でパワーをもらってみては。2022年を笑顔で過ごせるよう、心と体の健康に御利益のあるスポットを紹介します。

【こころしずめ】
〝こころしずめ〟の神社で日々の気疲れをリセット

平安京遷都の際、無実の罪で亡くなった早良(さわら)親王の魂を鎮めまつったのが「御霊神社」の始まり。厄よけのほか、願うと不安や怒り、ストレスなどから心を鎮めるとされています。「落ち着いて物事に臨めるように」と、資格試験の前に訪れる人も。静かな境内を巡りながら、忙しさで気を張っていた心をリフレッシュさせるのもいいですね。

「こころしずめのお守り」1,000円。
一緒に授与される「大祓詞(おおはらえのことば)」は、音読することで心をすっきりさせる力があるそう

御霊神社

  • 京都市上京区上御霊竪町495
  • TEL:075-441-2260
  • 拝観時間/9:00〜17:00
  • 無休
  • 地下鉄「鞍馬口」駅から徒歩約3分

【婦人病平癒】
婦人病にも御利益あり。女性の一生に寄り添う寺院

地元で〝あわしまさん〟と呼ばれ親しまれている「粟嶋堂 宗徳寺」。神仏習合を経て、境内には阿弥陀如来と、女性の守護神「粟嶋大明神」がまつられています。かつての花街・島原にも近く、昔から多くの女性に信仰されてきました。現在も婦人病をはじめとする病気平癒、手術成功、子授け・安産などを祈願する人々が参拝しています。

「女性の御守」900円。
女性にまつわるさまざまな出来事に御利益があるとか

粟嶋堂 宗徳寺

  • 京都市下京区三軒替地町124
  • TEL:075-371-2332
  • 拝観時間/9:00〜17:00
  • 無休
  • 地下鉄「京都」駅から徒歩約10分

【頭痛封じ】
枕カバーを替えてスッキリと。頭痛封じで信仰される観音菩薩

泉涌寺山内の寺院のひとつ。頭痛封じ・知恵授けで有名なのが「今熊野観音寺」です。古くは後白河法皇が頭痛に悩んでいると、枕元に観音菩薩が現れ痛みを治したという伝承が。このことから、かつては枕を持参して加持祈祷(きとう)を受ける参拝者もいたとか。現在は枕カバーの授与品があり、気軽に御利益を授かれるように。

「枕宝布(枕カバー)」1,000円。
普段使いの枕に付けるほか、枕カバーの中に重ねて入れても

今熊野観音寺

  • 京都市東山区泉涌寺山内町32
  • TEL:075-561-5511
  • 拝観時間/8:00〜17:00
  • 無休
  • 地下鉄「九条」駅下車、市バス「大石橋」停から202号で「泉涌寺道」停下車、徒歩約10分

【眼病平癒】
赤い目を持つ地蔵菩薩像に眼病の回復を願って

パソコン作業で目を酷使しがち…。そんな人は「仲源寺」へ。右目が赤く充血しているように見えるという本尊の地蔵菩薩には、失明に苦しむ老夫婦を救い、身代わりになったという逸話が。そこから目の健康に御利益のある〝目疾(めやみ)地蔵〟として親しまれるように。眼精疲労から目にまつわる病気まで、さまざまな目の悩みがある人は参拝してみて。

金色に輝く地蔵菩薩像の「目のお守り」500円。
お守りを包む和紙には逸話を基にした短歌が書かれています

仲源寺(目疾地蔵)

  • 京都市東山区祇園町南側585-1
  • TEL:075-561-1273
  • 拝観時間/9:00〜16:30(授与所)
  • 無休
  • 地下鉄「四条」駅下車、市バス「四条烏丸」停から203号で「四条京阪前」停下車、徒歩約1分

【歯痛平癒】
歯痛封じの神社には故事にちなんだ箸の授与品が

「白山神社」には歯痛封じの御利益が。江戸時代中期、現在最後の女性天皇として知られる後桜町天皇が歯痛で悩んでいたところ、同神社の神箸で神塩を口につけるとたちまち治ったという故事が残っています。授与品の「長寿箸」を故事の通り痛む場所に優しく当てても。

「長寿箸と神塩」500円。
赤ちゃんのお食い初めに使うと無病息災になるともいわれています

白山神社

  • 京都市中京区麩屋町通押小路下ル上白山町243
  • TEL:075-222-0173
  • 拝観時間/境内自由(社務所は10:00〜18:00)
  • 無休
  • 地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩約5分

(記事元:「シティリビング京都」年末年始号)