ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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本当は、もっと貯蓄したい。家計の見直しと教育費の準備についてアドバイスを。
月々の収入も賞与も、ほとんど使い切ってしまいます。保険料が膨らんでいますが、親戚や知人から勧められて入ったものが多く、保障内容などについて実はよく分かっていません。子どもたちの習い事代、私立高校・大学の教育費など対応できるのか不安です。
夫41歳(会社員) 妻41歳(派遣社員) 子9歳・3歳
夫婦で力を合わせ、仕事と子育てをしっかりと両立していますね。
家計簿を見ると、月々の保険料が約10万円(米ドル建ての保険は1ドル=145円で計算)。貯蓄性が高いものが多く含まれますが、家計を圧迫しています。「夫米ドル建て終身保険」は、来年払い込みが終われば月3万円程度負担が減り、家計に余裕が生まれます。支払いが厳しいなら、「夫米ドル建て終身保険」の保険料の払い込みをストップして保障を残す「払い済み」にする方法も。
また、第1子の「米ドル建て終身保険」「傷害保険」は、学資準備と推察しますが、こちらを見直すのも一手。「米ドル建て終身保険」を半分程度に減額、もしくは傷害保険を解約することで、第2子の学資保険料とほぼ同額になり、兄弟間のバランスが取れます。浮いた保険料は、NISAを使った積み立てなど、解約しやすいものに活用するとよいでしょう。
さらに、夫と妻の「小遣い」も見直しを。それぞれの昼食代も含まれていますが、一般的な目安は、手取り収入の10%程度です。夫は月3万5000円、妻は2万円を目標に頑張ってください。
親としては大学までオール公立を想定しているものの、私立の高校・大学に進学することになったら対応できるのか不安な様子。将来に備えるために、子どもたちの習い事を絞ることも検討してみてください。現在、それぞれが音楽教室とスイミング教室の2種類に通っていますが、「子どもの好きな方に集中する」のも選択肢となります。
子育てをバックアップする公的な制度は充実傾向に。「無償化」「奨学金制度」などの情報も得ながら、子どもたちの希望する進路に照らし合わせ、貯蓄を考えていきましょう。
ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん
(2024年1月27日号より)
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